オンラインゲーム「ファイナルファンタジー11」に登場するタルタル族の女性NPC。元口の院院長(連邦軍教官長)で博士の称号を持ち、ウィンダス連邦政府元老院主席であり実質的NO.2。
外見は幼女のようだが口調は淑女、他人をヘッポコくん呼ばわりする傲慢な性格、意外に未婚という一粒で何度もおいしいキャラ。
口癖は「あら!わたくし、ブチ切れますわよ」
その気位はどの山脈よりも高く荒削りで、どんな火山よりもキレやすい。
なんせ来賓や目上に向かって相手の状況を揶揄したり、「ブチ殺す」「ぶっ壊す」と物騒な言葉や傲慢な言葉を連発するお方。
タルタルという種族の本来の臆病さもあってか、誰も彼女を止められない。
噂では寝言でメテオを唱えて北方の土地を不毛の台地にした事があるんだとか。
黒魔術のエキスパートであり棍術もマスターしているという設定上はゲーム内最強レベルのお方。通称「連邦の黒い悪魔」。もしブチ切れたらどれだけ強いのかいつか見せて欲しい。
ま、アルタナミッションのウィンダス編で、遊びの如く平然と敵味方関係なく吹っ飛ばしましたけどね。
冒険者は彼女からお使いを頼まれる事があるが、そのお使いはとても長く辛く、そして厳しい。
断ろうものなら「ヘッポコくん」の称号をもらう事に。
おまけに、自分が勝手に掛けた呪いの相手が死にそうになっている罪を冒険者になすり付けようとする等、その言動はまさに悪魔的。
博士らしく魔法の研究もやっているが、そのどれもが周囲を恐怖のどん底に陥れる結果になる。
さらに、「魔道士による魔法禁止の武術大会」を計画・立案したり、1頭しか出走出来ないはずのチョコボレースに4頭で出走したりとやりたい放題。
両親共に高名な黒魔術師で、そのコネと膨大な魔力でいきなり口の院院長に抜擢されたが、元口の院院長暗殺とか『迷宮の書物事件』等の色々なヤバいことをやったがために国外追放されていた。
ところが、追放先がクリスタル戦争の戦場になり、その際に一個師団を私物化して獅子奮迅(という名のやりたい放題)の活躍をしたため現在の地位に納まっている、という。
ま、こんな事をやったから、元老院主席なのに自国の危険人物リストの最上位に名前を連ねている有様ですが。
ディシディアファイナルファンタジー(DFF)ではコスモス陣営(正義側)の隠しキャラとして出演。声優は林原めぐみさん。
EXバーストではブチ切れた姿を見せてくれる。一人で連携技をぶち当てた後に上位の古代魔法を3秒経たずに6連続で当ててくる、というチートぶり。
ヴァナ・ディール住民全ての憧れ「レリック装備」に身を包み、強力な魔法で相手を完膚なきまでに叩きのめす姿はまさに破壊神。
だがこの時参戦したのは厳密に言えばシャントットの操る人形であり、彼女本人の実力の数十分の一も出していないと思われる。
なのに、対決する相手の多くから「世界が壊れそうな力」とか、「闇より深い何かを感じる」とか言われている。
そして、彼女と対決するシナリオでは、コスモス側に自分が研究用に捕まえたザコ敵が逃げてしまったのでそれをこっそり処理させようとする相変わらずの横暴さ。何故彼女がコスモス側なのか、FF11をやっている人間ほど疑問に思えるだろう。