曖昧さ回避
- 『ファイナルファンタジー11』に登場する種族。この意味が多い⇒タルタル族
- 『ぷよぷよフィーバー』に登場するキャラクター。⇒タルタル(ぷよぷよ)
- アニメ『コロッケ!』に登場するキャラクター
- 『ゾイド-ZOIDS-』の原作『機獣新世紀ゾイド』におけるムンベイのグスタフのニックネーム。
- タルタルソースのこと。
コロッケ!のタルタルについて
「俺は史上最強のバンカー、"タルタル"!そしてコロッケ!この世で一番バーグを憎む男だ!」
CV:宮田幸季
アニメオリジナルストーリー「コンソメバトルトーナメント」で登場した偽バーグの正体。その姿はバーグとは似ても似つかない貧弱な青年(ちなみに強く見せるためだったのか、服装はターバンにサングラスをかけ、黒いマスクをつけていた。素顔は、目元は違うもののたらこ唇におかっぱといった、がきデカの亀吉に似ている)であり、強化服(正式名称は超スーパー強化服。シャーベットによれば、どこかの国の科学者が実験的に作り出していたが、あまりにも高価なために試作段階で終わったらしい)を着こんだ上に、人工皮膚を張ってバーグに成りすましていた。
性格は卑屈で卑怯(そのためナレーションにすら「世界一卑屈バンカー」と言われてしまっている)。実力も低く、他のバンカーに敗れては罵倒される日々の中、強いバンカーに弟子入りすれば強くなれると考えた。
そしてバーグに弟子入りを懇願するが、バーグは「まだまだ修行中で弟子を取れる身分じゃない」という理由で断り、それでも弟子にしてもらおうとすがりつく。その姿を見て「修業は一人でもできるのにどうして弟子入りしたいのか」と問われたが、その返答がバーグに守ってもらい、そのおこぼれを貰えると他力本願そのものだったため、呆れたバーグに振り払われ「自分の拳で向かってくれば改めて弟子入りも考える」と言い放たれる。しかし、自分の行いと根性を省みることなく「弱いと思って足蹴にした」「本当は弟子を取る気もないくせに」と逆恨みして逃げて行った。
それからバーグの評判を落とそうと悪い噂を振りまくが、バーグ本人を知る者たちの怒りを買いたたき出される。それでも自分の非を認めることなく、自分の手でバーグを倒そうとするが、ことごとく失敗する(そのやり方も岩場にバナナを投げ足を滑らせる、落とし穴に落とす、隠れてダイナマイトを投げるなど自身が強くなるものではなかった)。
そこで、金で強いバンカーを雇ってバーグを倒してもらうために金を稼いでいった。しかし貯めた金でバンカーを雇おうとした矢先にバーグの死を知る。そこで「自分がバーグになり民衆を苦しめればバーグの名声は落ちる」と考え、その金で強化服を手に入れた。
その後は各地で乱暴なふるまいを行い、トーナメントでも負けた黒薔薇組メンバーに制裁を加え、降参する相手に攻撃を続け止めようとしたコロッケを「ルールも守れないやつ」と嘲笑うなど、非道で卑怯な行いを繰り返す。しかし、決勝戦でコロッケに正体を暴かれ敗北。その後も懲りずにコロッケを持ち上げ「やりたくなかったけどやらされていた」などと言ったため、自分が痛めつけた参加者の怒りを買い逃げて行った。
バーグの姿での技は黒い炎を纏ったパンチ「ウェルダンハンバーグー」。マンモス10頭分の重さのハンマーによる「ハンマーラスト掌」、「ハンマーロンゲスト」。また、コロッケの「ハンバーガー」や「108ハンバーグー」を真似た「ウェルダンハンバーガー」や「216ウェルダンハンバーグー」も披露しコロッケを追いつめている。
正体がばれた姿でもウェルダンハンバーグーを使用したが、この時はパンチではなく炎を飛ばしている。しかしコロッケには「少し熱かった」で済まされた。
登場当初は偽物というインパクトと、それに見合った戦闘力を持つ(かに見えた)ことでそれなりに強者感があったが、蓋を開けてみれば総じて「他人のまわしでしか相撲を取れない小物」という、見事な竜頭蛇尾っぷりである。また、自分を磨き上げる行動を一切取ってこなかったことから、心の奥底では早々に自分に見切りをつけていたのかもしれない。
このように、心技体いずれも全く揃っていないタルタルにとって、弱肉強食が常であるバンカーの世界は、明らかに合っていなかったと言わざるを得ないが、そうした世界に入ったからには彼にも叶えたい願いがあったはずである。結局本編中では明かされることがなかったが(一度大会中に「今大会に関する記憶を消す」という願いは言っているが、正体バレに対する措置のようなもので、これも彼本来の願いではない)、作中の言動が災いして「どうせロクな願いじゃないだろう」と考えられてしまいがちなのが現状である。
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ジャコウ:同じく戦闘力皆無で小物だが、持ち前の狡賢さで地位を手に入れている。せめてこちら方面に特化すればよかったのでは・・・。