北名古屋市
きたなごやし
概要
愛知県尾張地方のやや北、名古屋市西区の北に隣接する。
2006年3月20日に旧西春日井郡師勝町と同郡西春町が合併して誕生した。市長は旧師勝町長の長瀬保氏。
面積は18.37㎢と非常に狭いが、人口は85,000人を超える。この結果、人口密度が4,560人/㎢となっている。(いずれも2018年4月1日時点)これは、比較的交通の便が良く、マンションが多いためであると思われる。近年は名古屋市との合併が持ち上がっている。
交通
市の中心を南北に名鉄犬山線が通っている。北側に徳重・名古屋芸大駅が、中心部に西春駅がある。徳重・名古屋芸大駅は普通列車のみの停車だが、西春駅には快速急行まで停車する。かつては西春駅の南に九ノ坪駅があったが、戦時中に休止、戦後廃止されている。
市の西には県道63号通称名草線が、そのさらに西には名古屋高速一宮線が南北に通っている。東には県道158号線と451号線が南北に通る。東西方向には県道62号線と161号線がある。
県営名古屋空港へ西春駅から名鉄バスが出ているほか、市内にはコミュニティーバス「きたバス」があるものの、1日2本ほどしかない路線もあるので、利便性は高いとはいえない。
産業
農業では稲作が盛んであるほか、イチジクの栽培も盛んである。住宅街の中に畑がいきなり現れることも。しかし、市の面積が狭いため、生産量は多くない。
工業は名古屋高速沿いで盛んである。フジパンの工場や朝日新聞の印刷工場がある。市の北東部にはポッカサッポロの名古屋工場もある。食料品に強いといえるだろう。市の西部には「食のアウトレットモール」が存在する。
これだけであれば普通のベッドタウンである。
だが・・・
北名古屋市の謎
普通の町にあるものがいろいろない。
家電量販店、ホームセンター、ショッピングセンター、警察署。これらは一つも北名古屋市に存在しない。町の小さな電気屋はあるが、ホームセンターに類するものはなく、ショッピングセンターなのか微妙な(ぶっちゃけスーパーといったほうがいい)ヨシヅヤとパレマルシェしかない。警察署がない代わりに交番が多いというわけでもない。警察は清須市の西枇杷島警察署の管轄である。
田んぼの中に・・・
文化施設として文化勤労会館があるのだが、なぜか田畑の中にある。また、健康ドームという施設も田畑の中にある。というか、北名古屋市は市の南北ですごい差がある。北側(県道62号以北)は住宅街が広がっているが、南は県道沿いを除いて田畑が広がっている。市によって開発が制限されているためなのだが、航空写真を見ると一目瞭然である。
結論、北名古屋市はかなり変わった市なのである。
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