概要
1963年にアフリカのモロッコの白亜紀前期の地層から発掘された巨大なシーラカンスの一種である。
マウソニアは南米とアフリカから5種が知られているが、アフリカのモロッコの「マウソニア・ラボカティ」は頭骨だけでも140㎝と大きく、全長で4mと考えられる巨大シーラカンスである。現生種のラチメリアでは170㎝、重量80kgが最大であるが、それを遥かに凌ぐ大きさである。シーラカンス類は約4億年前のデボン紀の湖などの淡水に出現し、その頃はラブドデルマのような小型の物であったが、中生代に入ると海に進出し大型化が進んだようである。