概要
アメリカ海兵隊(United States Marine Corps, USMC)とは、アメリカ軍(連邦軍)のひとつを成す軍事組織。本来、海兵隊は海軍配下の組織であるが、アメリカではひとつの独立した軍として意識されている。
現在ではMAGOF(Marine Air Ground Operation Force:海空陸任務部隊)として、陸海空軍すべての領域の装備を使用し、自前であらゆる任務を遂行できる能力を有している。
主に最前線で戦う部隊であり、最初に敵と交戦する部隊である。
なかでも「硫黄島での戦い」では、敵前強行上陸で生じた戦死者を501名出し、1日の戦闘によって生じた戦死者数としては、海兵隊創設以来、2011年までの間において最大である。硫黄島擂鉢山に星条旗が掲げられた日は、後日「アメリカ海兵隊記念日」に制定されている。
沿岸警備隊を含めたアメリカ軍を構成する5軍では2番目に小さく、最高位の軍人を統合参謀本部の構成員として送り込む4軍の中では最も小さい組織でもある。
また、アメリカ海兵隊は他の三軍と異なり大統領直属の部隊であり、議会の承認なしで動くことが可能であり、大統領の搭乗するヘリコプターの運航をしている。その際のコールサインは「マリーンワン」である。
関連イラスト
関連動画
アメリカ海兵隊広報CM(2018年2月)
海兵隊賛歌(Marines' Hymn)
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