概要
オートリバースとは、カセットテープ録音再生機器において、テープを取り出して裏返さなくとも自動でA面とB面を切り換えることのできるメカニズムである。
初期のカセットテープ録音再生機は片道テープ走行で、テープが終点まで来た場合は裏返してB面(またはA面)をかける必要があったが、80年代になるとオートリバース機能が搭載された機種が増え、テープを裏返さなくとも好きなタイミングで別の面に入った曲を再生することができるようになった。
現在
TEACのW-890rなど、ごく最近のカセット録音再生機でも搭載されていたが、オートリバース機構搭載のカセットデッキメカが全世界で生産停止したため、現在はハイエンドタイプのデッキでもオートリバースは搭載されておらず、ワンウェイでしか録音・再生ができなくなっている。