概要
紫と楓の同級生で、2人の間の席に座っている。高校1年生。
(紫曰く、名前の順で2人の間に誰かが入ったのは、真帆が初めてとのこと。)
前作(けいおん!)の唯達と同学年である。
基本的に紫と楓に対するツッコミ役だが、世話好きなところもあり、軽音部が存在しないと知ってため息を吐く2人に軽音同好会の存在を教えたのも彼女である。
どさくさに紛れて軽音同好会に入れようとする紫を、何とか躱そうとしていたが、抵抗するだけ無駄とわかった為、入部を決めた。
軽音同好会に入る前からバスケ部に所属している。
髪は栗色のロングヘアーで、左側頭部で髪の毛を小さくループさせた髪型にしている。
成績は悪くないが、いつもテストの点数で楓に勝てない為、彼女をライバル視している様子。
しかし、順位が比較的近い楓を意識し過ぎたり、普段の言動からの先入観もあってか、紫が楓よりさらに良い成績を収めている事には全く気付いていなかった。
基本的に楓ラバー。
3話では彼女に初めて下の名前を呼んで貰えたことで赤面してしまった。
一方、「私も真帆ちゃんって呼んでる」という紫の主張に対しては、さらりと受け流すスルースキルを発揮。
対応の違いを紫本人にネタにされている。
担当パートはギター。
こちらは、莉子先輩の手により、どさくさに紛れて決められてしまった。
ベースの存在を知らないなど、楽器に関する知識はあまりない様子。
4話冒頭では、楓の為にベース選びについて調べていたらしい知識を披露。
彼女に「最初の1本はオーソドックスな形状の物が良い(大意)」とアドバイスしている。
が、その日の放課後、楓達と一緒に向かった楽器店で真帆が一目惚れしたのは、ちょっと癖のあるデザインのかわいいギターだった。
機種は、恐らくPaul Reed Smith SE CUSTOMと思われる(連載当時の実勢価格も概ね劇中の価格と一致する)。
ちなみに、このギターを真帆と楓は「かわいい」と表現した一方、紫は「かっこいい」と表現している。
この辺りの感覚の違いも、面白いポイントかもしれない。
また、「かわいい!」と一目惚れした高価なギターを買う決心をするというのは、前作で唯がギー太(Gibson Les Paul)と出会った時と同じである。
唯一違うのは、唯の場合は(予算的な都合で)一度諦めようとしたのに対し、真帆は最初の出会いの段階で明確に「買う」と決めたことである。
ただ、ギー太に比べれば安価(ギー太の場合原作で15万、アニメで25万だった)とはいえ、やはり高価なギターを買うことに変わりはない。
今後、真帆がどのようにしてギターを手に入れるのか、要注目である。
教室で右手にペンを持ってノートを取っている描写から、恐らく右利きと思われる。
バスケ部での出来事や精神面
1話の段階で既に部活に入っていることが言及されていたが、3話ではそれがバスケ部だったことが分かる。
過去に部活動中に足を大けがしたことがあり、その回復を待つ間マネージャーをやっていた様子。
ただ、3話の時点では既に怪我は治っており、それをわざと隠していた。
実際の所、彼女が何を恐れてバスケ部にプレーヤーとして復帰することを躊躇っていたのかは定かではないが、前述のように大けがをした過去がある為、トラウマのようなものが残ってしまっていたのかもしれない。
そんな真帆の精神面は、よく言えば現実的かつ真面目なしっかり者だが、その性格が仇となりウジウジと考え込んだり、ネガティブな思考に陥ってしまいがちでもある。
実際、自身のパートがギターに決まった後も、その役割に自分がふさわしいのかを考え続けた挙げ句、「バスケが出来ない人間にギターなど出来るわけがない」と悪夢にうなされてしまう。
だが、彼女を心配して自宅へ押しかけた紫と楓の言葉で悩みが氷解し、無事バスケ部のプレーヤーに復帰、ギターも続ける決意をする。
また、その時を境に、紫と楓の呼び方が下の名前の呼び捨てに変わった。
ちなみに、バスケ部でのチームメイトとのやり取りから、真帆は自他共にきっちりかっちり厳しく練習することを求めるタイプのようだ。