概要
紫と楓の同級生で、2人の間の席に座っている。高校1年生。
(紫曰く、名前の順で2人の間に誰かが入ったのは、真帆が初めてとのこと。)
前作(けいおん!)の唯達と同学年である。
プロフィール
出演作品 | けいおん!Shuffle |
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性別 | 女性 |
学年 | 高校1年生(第1話時点) |
誕生日 | 3巻時点では不明 |
所属 | バスケ部・軽音同好会 |
担当パート | ギター |
特技 | バスケットボール・貯金 |
人物や経歴
基本的に紫と楓に対するツッコミ役だが、世話好きなところもあり、軽音部が存在しないと知ってため息を吐く2人に軽音同好会の存在を教えたのも彼女である。
どさくさに紛れて軽音同好会に入れようとする紫を何とか躱そうとしていたが、抵抗するだけ無駄とわかった為、入部を決めた。
軽音同好会に入る前からバスケ部に所属しており、現在も掛け持ちしている。
髪は栗色のロングヘアーで、左側頭部で髪の毛を小さくループさせた髪型にしている。
成績は悪くないが、いつもテストの点数で楓に勝てない為、彼女をライバル視している。
だが、順位が比較的近い楓を意識し過ぎたり、普段の言動からの先入観もあってか、紫が楓よりさらに良い成績を収めている事には全く気付いていなかった。
非常にわかりやすい楓ラバー。楓のお言葉はすべてに優先する。
3話では彼女に初めて下の名前を呼んで貰えたことで赤面してしまった。
一方、「私も真帆ちゃんって呼んでる」という紫の主張に対しては、さらりと受け流すスルースキルを発揮。
対応の違いを紫本人にネタにされている。
5話では、紫の練習に協力して猫のまねをしていた楓の写真を撮りまくっている。
8話では、インフルエンザで紫が欠席した為、部活が始まるまで殆どの時間を楓と2人で過ごす。
最初はそのことを喜んでいた真帆だったが、フォロー役の紫が居ない事で楓のポンコツ振りが最大限に発揮され、図らずも紫の凄さを実感することとなった。
幼馴染みの花凜曰く、「真帆は面食い」。
紫に対しても、本人の前では決して口には出さないが、内心は彼女の事を認め、負けたくないと思っている。
軽音同好会へ入った理由も、ドラムをやりたいと熱心に語る紫の姿が輝いて見えたから。
担当パートはギター。
こちらは、莉子先輩の手により、どさくさに紛れて決められてしまった。
ベースの存在を知らないなど、楽器に関する知識はあまりない様子。
4話冒頭では、楓の為にベース選びについて調べていた知識を披露。
彼女に「最初の1本はオーソドックスな形状の物が良い(大意)」とアドバイスしている。
が、その日の放課後、楽器店で真帆が一目惚れしたのは、ちょっと癖のあるデザインのかわいいギターだった。
機種は、恐らくPaul Reed Smith SE CUSTOMと思われる(連載当時の実勢価格も概ね劇中の価格と一致する)。
ちなみに、このギターを真帆と楓は「かわいい」と表現した一方、紫は「かっこいい」と表現している。
この辺りの感覚の違いも、面白いポイントかもしれない。
また、「かわいい!」と一目惚れした高価なギターを買う決心をするというのは、前作で唯がギー太(Gibson Les Paul)と買った時と同じである。
唯一違うのは、唯の場合は(予算的な都合で)一度諦めようとしたのに対し、真帆は最初の出会いの段階で明確に「買う」と決めたことである。
ただし、楓にオーソドックスな物を勧めそれを買わせておきながら、自分は癖のある物を買うという事に罪悪感を感じ、買うと決心するまで少しばかり店内で悩んでいた(その後、楓の「自分のことは気にせず好きな物を買うように」という一言で、購入を決断している)。
お金に関しては非常に堅実かつ計画的。
将来の1人暮らしに備えて、かなりの金額を貯金している模様。
だが、その極度なまでの堅実さが仇となり、ギター1本(9万円)で将来の家賃や生活費何ヶ月分になるかと考えてしまい、購入に踏み切れずにいた。
一方で、9万円分の臨時収入が欲しいという意の発言もしていることから、真帆自身が十分と感じるだけの金銭的余裕があれば、初見で迷わず購入していたと思われる。この点から、お金に堅実だが決して守銭奴という訳ではない。
教室で右手にペンを持ってノートを取っている描写から、恐らく右利きと思われる。
幼馴染み
バスケ部に所属する花凜とは、小学校以来の幼馴染み。
真帆によると、当時からずっと昼食は花凜と一緒に摂っていたとのこと。
同好会に入って以来、紫や楓と食事をすることが増えた為、時たま構って欲しくなった花凜が昼食に乱入してくることがある。
バスケの技術面では真帆の方が一枚上手。
真帆が小学生の頃、花凜が作った歌で一緒にかけ算(九九)を覚えようとしたが、歌詞が間違っており散々な目に遭った。
バスケ部での出来事や精神面
1話の段階で既に部活に入っていることが言及されていたが、3話ではそれがバスケ部だったことが分かる。
以前、部活動中に足を大怪我したことがあり、その回復を待つ間マネージャーをやっていた模様。
ただ、3話の時点で既に怪我は治っていたのだが、真帆はそれを隠していた。
実際の所、彼女が何を恐れてバスケ部にプレーヤーとして復帰することを躊躇っていたのかは定かではないが、前述のように大怪我をした過去がある為、トラウマのようなものが残ってしまっていたのかもしれない。
そんな真帆の精神面は、よく言えば現実的かつ真面目なしっかり者だが、その性格が仇となりウジウジと考え込んだり、ネガティブな思考に陥ってしまいがちでもある。
実際、自身のパートがギターに決まった後も、その役割に自分がふさわしいのかを考え続けた挙げ句、「バスケが出来ない人間にギターなど出来るわけがない」と悪夢にうなされてしまう。
だが、彼女を心配して自宅へ押しかけた紫と楓の言葉で悩みが氷解し、無事バスケ部のプレーヤーに復帰、ギターも続ける決意をする。
また、その時を境に、紫と楓の呼び方が下の名前の呼び捨てに変わった。
ちなみに、バスケ部でのチームメイトとのやり取りから、真帆は自他共にきっちりかっちり厳しく練習することを求めるタイプのようだ。