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KAN-SENの編集履歴

2018-10-20 02:24:18 バージョン

KAN-SEN

かんせん

KAN-SENとは、『アズールレーン』に登場する艦船を擬人化した少女達の総称である。

概要

2018年9月13日、アズールレーン1周年直前生放送にて発表された『アズールレーン』における艦船の擬人化少女達の総称・・・・・・の略称。

正式名称はKinetic Artifactual Navy - Self-regulative En-lore Nodeとなっており、各単語の頭文字をとってKAN-SEN(艦船)と呼ぶ。


まるで意味がわからんぞ!という方にもうちょっと詳しく説明をすると、KAN-SENはバクロニム(既存の単語の頭文字やアルファベットを利用して後付けで意味を持たせた語句。著名な例としてはガンダムSEEDシリーズ等が挙げられる)という技法を使って作成された造語的な略称となっており、これが初公開された生放送によるとKAN-SENの各頭文字は以下のような意味・ニュアンスを持っている。

構成する単語意味・ニュアンス補足事項
Kinetic人工的・人工物的→兵器「動力学的」という意味もある。
Artifactual人工的・人工物的→兵器
Navy海軍→軍艦
Self-regulative自立的→自己のある「自己統制」を意味する心理学的な技法を指す語
En-lore半分造語(伝承に入る)、史実とつながる
Node端子、分岐点、接続点

そしてこれを日本語訳して繋げると「動力学的人工海上作戦機構・自律行動型伝承接続端子」となる。どういう…ことだ…

ゲーム中では主に、司令部で行える「建造」でメンタルキューブと呼ばれるアイテムと資金を消費することでランダムで1人、入手することができる他、敵艦隊を倒した際のドロップ、任務(クエスト)の達成報酬などの形で入手可能。



設定

メンタルキューブから生み出される「人の姿をした艦船」であり、劇中世界とは違うどこかの世界で起きた「大戦」と呼ばれる戦争の記憶(彼女達がたどった歴史・経歴のことは「カンレキ」と呼ばれる)を持つ。

ただし、ここでいう「記憶」とは厳密には彼女たちのモデルである軍艦自体がその生涯において経験した「記録」であり、モデルに関わった人間たちの記憶ではないので注意が必要。

それを示す例としてミッドウェー海戦における「運命の5分間」のことを聞かれても知らない素振りを見せる赤城原子爆弾のことを聞かれても「よくわからない」と答えるインディアナポリスなどが挙げられる。

(前者は「運命の5分間」の逸話が赤城の戦没後に語られるようになったものであること、後者はインディアナポリスが関わっていたのはあくまでも材料の一部の輸送であり、加えて彼女自身は原爆投下が行われる前に戦没しているため)

また、彼女達のほとんどは上述した「記憶」のことをあまり気にしておらず、「そういうこともあった」もしくは「自分であって自分ではない者のこと」として割り切っている模様。

もちろん、今もなおこの「記憶」に引きずられているかのような様子が描写されている者も少なからず存在する。


外見については大人の姿をした者(他の艦船から「おばさん」と呼ばれた例も)から少女の姿をした者(もはや少女通り越して園児もいたりする)まで幅広い。

大鳳寧海のように飲酒する者もいるので、正式名称で敢えて「少女」など年齢が若いことを強調する単語を含めなかったのはその点への配慮があると思われる。

なお、飲酒するものの中にはヴァンパイア等外見的に怪しい者もいるが、他の艦や指揮官から止められておらず、反面ラフィーは公式四コマ「びそくぜんしんっ!第004話-3」にてジャベリンニーミから中身について確認されていることから、成年と未成年の概念は(おそらく)ある模様。


おおよその艦船は見た目通りの精神性を持っており、イベント「饅頭大作戦」でのベルファストの発言によると彼女達は建造された瞬間からその姿を持つ

そのため、年上・成人の姿の艦にも「子供の頃の記憶」というものはない



……が、ティザーPVには子供の姿をしたヨークタウン級三姉妹を撮った写真が登場する(1:14辺り)。


補足

2018年4月に実装された「開発ドック」では、別世界の「大戦」においては計画のみの未建造、あるいはifの仕様という形で存在し得た架空存在と呼ばれる艦船を「特別計画」艦という形で建造可能となった。非常に多大な手間がかかる引き換えにどの艦船も非常に高性能であり、現状のアズールレーンにおけるエンドコンテンツの一つとなっている。


運営ツイッターの設定紹介において、「司令部や指揮官の手で敵性艦への人格認識機構を無効化できる敵を自分達と同じ人格ある存在として認識できなくなる)」という中々に不穏な設定が明かされている。

ただし、ストーリー中での描写の限りでは、この機能が存在する理由は「敵が自身や仲間と同じ姿をした艦船を投入してきた場合でも躊躇うことなく攻撃できるようにするため」の可能性が挙げられる。

(実際、ボトムズコラボ内のストーリーではセイレーンが投入してきたヨークタウンらに対して、無意識に戦うことを躊躇してしまい苦戦するエンタープライズらの姿が描かれている。また、「紅染の来訪者」のストーリーでは重桜の仲間たちと同じ姿をした存在が次々と敵として現れることに瑞鶴が少なからず苛立ちを見せる場面がある。)



総称決定までの経緯


アズールレーンのリリース当初、キャラクター達の総称は特になく、4gamer.netやITmediaといった外部メディアの記事等では「艦船少女」と表現されていた(メディアによっては「艦船少女」以外の表現を使用していた例もある)。

が、日本で2018年5月末頃に行われた公式生放送の際、他社商標が番組内の告知ビデオで表示されたためYostarが訂正および謝罪を行い、その後Twitter上でユーザーから総称を募集し、日本版のリリース1周年に合わせて正式名称として定められた。



関連項目

アズールレーン

セイレーン(アズールレーン) 戦場のKAN-SEN

クローントルーパー


艦娘:艦娘:艦隊これくしょんにおける類似概念。上記経緯にて触れた他社商標(合同会社DMM GAMESが保有)であり、トラブルにもなったため混同には十分注意し、混同した場合に起こるトラブルは自己責任と認識し留意すること

艦姫:最終戦艦withラブリーガールズの中国大陸版タイトル。中国では「艦姫」運営元の上海緑岸網絡が商標登録しているものの、日本版と韓国版では単に「少女」と呼ばれている。また、繁体字版では「人形戦艦」と言う独自の呼称を使用している。

艦姫:読みは「ふなひめ」。アビス・ホライズンにおける類似概念。中国で「艦姫」を商標登録している緑岸網絡が権利行使していないため、中国版でも日本版と共通で使用されている。
























以下、ゲーム本編のネタバレが含まれております。ご注意ください。

















実は艦船を生み出すメンタルキューブこそセイレーンが人類に意図的に流出させた「力の一部」の正体である。

つまり、艦船自体がセイレーンによって生み出された存在だったりする。

セイレーンは人類に敵対的な存在であるが、自分たちが進めている「計画」を実現させるためには人類の力が不可欠であるため、彼我のパワーバランスを調整する目的で彼らに艦船という存在をもたらした。


また、艦船には「素体」と呼ばれるオリジナルと「駒」と呼ばれる複製体の二種類が存在し、後者は同一の個体が劇中世界に何体も存在する

史実における連合国をモデルとしているアズールレーンに重桜の艦船である明石不知火綾波などが存在したり、各ステージの道中に同じ艦船が何度も出現するのもこれが理由と思われる。

(なお、プレイヤーである指揮官が作中自軍の戦力として保有できる艦船は全て「駒」となっている。)




ティザーPVに登場した、艦船には無いはずの「子供時代」のヨークタウン三姉妹の写真は、「素体」を撮影したものなのかもしれない。



「素体」をベースに生み出された艦船の複製体。いわゆるクローン

ゲーム中に登場する艦船のほとんどがこの「駒」である。

ここまで述べてきたとおり「記憶」のみを保有しているが、人間とコミュニケーションを取りやすくするためか、ある程度の人間性は与えられている。

(その割にはキャラクターがやたらと濃い者が多い気もするが……)


稀に「駒」の中から「覚醒」を果たした者が出現する。

この「覚醒」がどのような現象で、どのような条件を果たせば発現するのかなどの詳細はまだ明らかにされてはいないが、「覚醒」を果たすことで以下のような恩恵が得られることが判明している。


  • 基本的なスペックが「素体」に匹敵するレベルまで底上げされる
  • 自らの「素体」のみが有している情報を自らの「素体」から無意識に引き出すことができる
  • 記憶や人格が「素体」寄りになる(これにより「覚醒」前後に自身の記憶が曖昧になるなどの症状が出る)
  • 「聖域」において「駒」を対象とした支配を受け付けなくなる

ストーリー中、明確に「覚醒」したことを明言されている「駒」は現時点でイベント『紅染の来訪者』に登場した瑞鶴のみだが、それ以前から登場していたキャラクターでは本編における赤城飛龍が「覚醒」していたのではないかと思わしき描写がある。

(両者とも「あのお方」のことを言及していること、口調が味方になった時の彼女達(=駒)と異なることなどが理由に挙げられる)

また、瑞鶴と共に上記イベントに登場した翔鶴が「覚醒」の兆しを見せている。


この「駒」同士で、一人または複数人を素材として用いる事により特定の一人の「駒」を強化、および限界突破させる事ができる。

ゲーム内の設定的にはともかく、実際のプレイ中では強化次第では「素体」にも十分善戦可能なレベルにまで強くなれる。

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