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グラーフの編集履歴

2018-11-03 23:30:05 バージョン

グラーフ

やみのはしゃ

独語で『伯爵』を意味する言葉。 「グラーフ」単体ではスクウェア(現:スクウェア・エニックス)のRPG『ゼノギアス』の名敵役である【グラーフ】を指す場合が多い。

我はグラーフ。力の求道者。うぬは力が欲しくないか?

CV:麦人


概要

我の拳は神の息吹!

“堕ちたる種子”を開花させ、秘めたる力をつむぎ出す!

美しき

   滅びの母の力を!


プレイステーションソフト『ゼノギアス』に登場するキャラクター。一人称は「我」(終盤のみ「私」)

常に力を求める力の求道者。他者に力を与えてギアのジェネレーター出力やエーテル能力を無理やり上昇させる事が出来る。

また、生身での戦闘能力も凄まじく、空中戦艦やギアとも互角以上に渡り合える。


人類を滅ぼすことで人の呪われた運命を解放しようという思想を持ち、かつて崩壊の日にディアボロスと呼ばれる軍勢を率いて世界中を恐怖に陥れた張本人。これにより人類の98%が死滅した。


物語の序盤から終盤に至るまで登場し、たびたび主人公の前に立ちはだかり、ときに能無しなオッサンどもをドーピングし、ときに自ら生身でギアを相手取れるほどの実力で戦ったりと、とにかく作中もっともアグレッシブに動くボスキャラ

その為、印象の善悪にかかわらず否が応でもものすごく印象に残るキャラである。というのも敵幹部の中では一番最初に登場した上に、ラスダン出現直後まで退場せず、その正体と生き様、最強の強さ、そして一騎討ちというアツい最期などから人気の高いキャラクターである。


OR.ヴェルトール

ORヴェルトールとグラーフ

読みはオリジナルヴェルトール。グラーフの使用機体。アニマの器ナフタリを継承したギア・バーラーである。だがしかし、ギアの戦闘力以上に恐ろしいのはグラーフ自身の力と強さを引き出す想いである。


小説版「神屠る物語・序章」

本作の三年前を描いた外伝であり、新たに肉体を得たグラーフが大遺跡に安置されていたOR.ヴェルトールを手にするまでを描いた物語。主人公は「普通」の発掘屋であり、深く関わることになる。

本作に登場するゲーム本編のキャラクターは、グラーフとOR.ヴェルトールのみ。またこの作品のグラーフは口調がやや異なる。


ネタバレ

以下はゼノギアスの重大なネタバレが含まれます!































戦闘力

うぬは、力が欲しくないか?

地上人の少々の小賢しさなど、真の力の前には無力

搭乗ギアのORヴェルトールは、『OR=オリジナル』の文字通りフェイの搭乗機であるヴェルトールの原型である。

終盤でグラーフの乗機するORヴェルトールと戦うことになるのだが、やはり鬼のように強いため、一方的に全滅させられるだろう(負けイベントだが倒せないわけではなく、やり込みプレイじみた育て方をしていれば倒すことが可能。倒すとレアアイテムが手に入る)。ちなみにここで戦うORヴェルトールは、本作最強の敵でありラスボスも凌駕する。攻撃の殆どがカンストダメージの上、こちらはまともに通らない。やり込みプレイで勝率を挙げたとしても、勝てるかどうかは運の要素が強い。

なお、OR.ヴェルトール戦後にフェイは戦意を挫かれ、「あんなバケモノみたいな機体に勝てるわけがない」と述べている。


本人自体の戦闘力もすさまじく、生身の状態で3機のギアや空中戦艦と互角以上に渡り合う。また終盤でミァンと組んでフェイたちと2対3の攻防を繰り広げるが、この時も有利に戦っている(フェイの肉体を奪おうとしたが、思わぬ横槍によって戦闘は中断となった)。

幼少のフェイを拉致した際は、カーンを一方的に圧倒している。

ちなみに序盤で空中戦艦の砲撃によってギアごと轟沈したと思われたが、その後イベントでは「何事もなかったかのように」登場し、ミァンと会話している。


正体

グラーフ(中身)

俺は……一体……何者なんだ……?

その正体は主人公・ウォン・フェイフォンの前世、ラカンの残留思念から生まれた存在。

かつて愛する者の死に直面し、不安定な精神状態でゾハルとの接触を図ったが為に怒りで心を塗りつぶし、もう一人の人格を生み出した。これがグラーフのもとになった。その後、崩壊の日という惨劇を引き起こした。

ラカンは孤独な旅の中で息絶えたが、もう一人の人格は残留思念として他者に憑依することで生き続けてきた(ゾハルとの接触で獲得した能力とのこと)。これにより「グラーフ」は500年間生き続け、いずれ現れる自身の転生体「フェイ」に憑依し、本来の肉体を取り戻そうとしていた。


目的

ソフィア グラーフ カレルレン殲滅完了一歩前

それでも尚、世に滅びが訪れないのであれば……俺がこの手で滅ぼしてくれよう!

一言で言えばデウスと人類の完全抹消。エレハイムとミァンこそがデウスの本体だと任じ、『母』を滅ぼそうとしている。しかし、世界中の女性がミァンの因子を持っているため「ミァン」を殺しても別の女性が代替わりしてしまう。更にグラーフの力が強力と言えどもデウスを倒すまでには至らない。デウスを倒すための力としてフェイの肉体を欲し、ゼノギアスによってデウスを破壊し、人類も抹消することで二度とミァンが生まれない世界を築こうとしていた。

「デウスを復活させる」という利害は一致したためか、ミァンやカレルレンとは手を組んでいる。また今でもカレルレンからは「ラカン」と呼ばれている。

が、これはこんな世界を生み出した「ラカンの怒り」によるもの。グラーフの本心は他にもある。

グラーフにとってエリィもまたソフィアであるためか、序盤のイベントでピンチになったエリィを助けている(助けられたエリィはなぜグラーフが助けてくれたのか疑問に思っていた)。これはグラーフが単なる怒りの人格というだけではなく、ラカンの想いを持っているということの証左である。


決着と最期

カーンさん

さあ、拳を交えようぞ、フェイ!

人格を統合、波動存在との完全な再接触によってヴェルトール2をゼノギアスに変異進化させたフェイ。フェイは父カーンの前に駆け寄るが、直後、「カーン」は「グラーフ」となって襲い掛かってきた。実は3年前、グラーフの肉体は限界を迎えており、フェイを取り戻しに来たカーンに憑依していたのだ。しかし彼の意識は思いの他強く、グラーフでも完全には支配しきれなかった。グラーフの支配が弱まった時だけカーンの人格が表出し、「ワイズマン」を名乗りフェイを導いていたのである。

グラーフが言うにはカーンに憑依したのはイドが記憶を封じられ、第三人格フェイが誕生した後。そのためイドもフェイもこの事実は知らなかったのだ。


ゼノギアス 墜ちた星 めざめよと呼ぶ声あり

今こそ我ら、真に一つとなる時!

覚醒したフェイを取り込むべく戦いを挑むも、フェイはグラーフも父であることには代わらないと戦いを拒否。グラーフは、ならば仲間を殺すと宣告し、フェイを否応無しに戦いへ引き込む。死闘の末、グラーフは敗北。だがフェイはトドメを刺さず、グラーフを父と呼び和解を望む。


古拉夫/黃康之決心

彼女たちを救ってやってくれ。頼んだぞ、フェイ……

直後、接触者を取り込もうとするゾハルにフェイが飲み込まれそうになる。が、グラーフは彼を庇ってゾハルにOR.ヴェルトールごと取り付く。

自分がラカンそのものではなく飽くまで残留思念に過ぎない事。そしてラカンの怒りや妄執だけではなく、後世の接触者であるフェイを鍛え導き、その身代わりとなって未来を託すというラカンの想いも背負っていた事を語り、更に父親として息子を守るというカーンの決意を明かす。フェイの身代わりとしてゾハルに取り込まれ、最期は「父親」として消えて行った。

決戦の際は一人称が「私」になっており、「グラーフ」ではなく「父」であったことが窺える。


関連イラスト

【Xenogears】UNUCHIKA創刊号

グラーフ 闇の覇者力の求道者


関連タグ

ゼノギアス ボスキャラ

最強 暗黒面

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