概要
スーパーマリオオデッセイに登場するボスキャラクター。都市の国「ニュードンク・シティ」に登場する。
一対の脚が生えた十数個の球形のパーツが連結して体を構成しており、その一つ一つにコアのようなものが存在する。垂直の壁などにも平気で貼り付き、這い回るように自由に移動できる。また、短距離ながらワープ能力も備えており、機動力に関しては本作に登場する敵の中でもトップクラスと言えるかもしれない。
名前からすると「ハナチャン」をモデルとしたクッパ所有の機械兵器らしい。しかし、その外見はオリジナルとは似ても似つかないほど可愛げが無く、むしろ一種の狂気を感じさせるほどにメカメカしく不気味。ハナチャンは一応イモムシだが、こちらはどちらかと言えばムカデなどに近い印象を受ける。多数の足を忙しなく動かしながら壁を這い回る姿は生理的に厳しいという人も少なくはないだろう。
オデッセイ号で初めてニュードンク・シティを訪れたマリオとキャッピーの前に立ちはだかる。嵐の中、ニュードンク市庁舎に取り付いてエネルギーを吸収しており、その元まで向かうといきなり突進してきて折角市庁舎を登ってきたマリオを街中へ突き落し、改めて戦闘となる。
多数のエネルギー光弾とワープからの突進攻撃を武器に襲ってくる。一方、マリオの直接攻撃は基本的に全く効果が無い。そんなメカハナチャンにダメージを与える手段となるのが、戦場の中に現れるタンクロー。彼らをキャプチャーし、壁に留まっているメカハナチャンの胴体部分に砲撃を浴びせるというシューティングゲームじみた戦い方を繰り広げる事になる。
全身のパーツ一つ一つを砲撃及びその際の爆発に巻き込んでコアを停止させ、全てのコアを停止させてから更に砲撃を叩き込む事でダメージを与えられる。しかし、全てのコアを停止させてもダメージを与えるとシャクトリムシのようにクネクネ動くため、完全に定点攻撃できるわけではなく、動きに合わせて細かく照準を合わせ直さなければならない。また、倒しきれず一定時間経過すると再起動し、再び攻撃を仕掛けてくる。
光弾は砲撃によって相殺でき、突進は通過するルートが表示されるので回避しやすい。しかし、当然直撃すればダメージを受けてしまうし、光弾は放っておくと分裂して迫ってくるし、突進中は無敵だし、攻撃性能が低すぎるわけでもない。また、キャプチャーしていないタンクローからの砲撃にも注意を払う必要がある。
エンディング後は他のボスキャラクターと同様、ある場所で再戦が可能。なんと2体に増えており、攻撃もより苛烈になっている。しかしこちらの攻撃タイミングでは片方の尻と片方の頭が連結して実質一体となり、ダメージは両方に均等に与えられる。倒せるのも必ず同時。