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湾岸MIDNIGHTの編集履歴

2018-11-26 18:43:46 バージョン

湾岸MIDNIGHT

わんがんみっどないと

『湾岸ミッドナイト』とは、楠みちはる作の漫画。講談社『週刊ヤングマガジン』誌上で連載中。アニメ化もされた。

概要

1999年度 第23回 講談社漫画賞受賞。

講談社「週刊ヤングマガジン」にて連載していた漫画。ヤングマガジン移籍当初は、作者が同誌に連載していた「シャコタン☆ブギ」と交互連載を行っていた。ちなみに最初の数話は小学館のビッグコミックスピリッツで連載されていた。なお、最終章『銀灰のスピードスター』が連載中。


漫画の他にも、アーケードゲーム「湾岸ミッドナイトR」、「湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE」といった長期アーケードの常連として稼動をしており、2007年に原作の物語を細かく改変したアニメ化や実写化など、様々なメディアで人気を博している。


ストーリー

地獄のチューナー・北見淳が作り上げた一台のフェアレディZ(S30)。それはあまりにもパワーがあり、誰も乗りこなすことができなかった。事故を重ねてオーナーが変わるうち、そのマシンはいつしか「悪魔のZ」 と呼ばれるようになる。

月日は流れ、主人公の朝倉アキオが悪魔のZの新たな乗り手となったところからこの物語は始まる。まるでくるおしく身をよじるように走るその姿 は、スピードの世界に生きる者たちの心を捉えて離さない。 ある者は家族を捨て、ある者はかつて封じ込めた想いを解き放ち、 Zに挑む。 -MAXIMUM TUNE 3 公式ページより-


登場人物・車両

朝倉アキオ (CV:小栗旬)

搭乗車種日産 Fairlady Z (L28改ツインターボ)
ボディカラーミッドナイトブルー

たとえ悪魔でも オレはコイツがいい

ただそれだけだ

Z31に乗るごく普通の高校生だったアキオは、ある日、廃棄寸前のZに出会い、一瞬でその姿に魅入られる。だがそれは「悪魔のZ」と呼ばれた車だった。周囲の制止を振り切り、Zを自分の物にしようと躍起になるアキオ。しかし、大破と再生を繰り返すうち、力で押さえつけるのではなく、ただ従うだけでもなく、車と乗り手が一体になることが大切だと理解していく。そして数々のライバルと走ることで大きく成長し、Zの永遠のパートナーとなる。走りの頂点を目指す者たちにとってアキオとZは、希望であり、そしてターゲットなのだ。

アキオと「Z」


島達也 (CV:三木眞一郎)

搭乗車種ポルシェ911 3.6ターボ
ボディカラーブラック

撃墜させてもらおう

走り続けてきた経験とプライドにかけて

911を駆り、「ブラックバード」と呼ばれる男。圧倒的な速さで「湾岸の帝王」の座を欲しいままにしているが、かつて走っていた仲間は次々と消え、親友の朝倉晶夫はZで命を落とし、その心が満たされることはなかった。しかし、朝倉アキオという新たな乗り手によって悪魔のZが復活したことを知り、ストイックな走りでZを追う。そして戦いを繰り返すうちアキオはZに選ばれた唯一の存在であることを理解し、同時に自分も心の底ではZに選ばれたかったことに気づく。アキオとは単なるライバルを越えた関係だが、決して馴れ合うことはない。同じ世界で速さを追求し、互いを高めあう「コインの裏表の存在」なのだ。

――今夜は遭遇えると思ったよ・・・悪魔の・・・Z・・・!!――


秋川レイナ (CV:すほうれいこ)

搭乗車種日産 SKYLINE GT-R (BNR32)
ボディカラーホワイト

100万回の言葉よりも

もっとわかりあえる瞬間がある

32Rを操る売り出し中のタレントで、仕事では満たされない心を走ることで埋めていた。そんな時、悪魔のZと遭遇。ライバル心を燃やし、32Rのさらなるチューニングを山本や北見に頼み込むが、アキオのことを知るにつれ、Zの前を走るのではなく、どこまでもZの走りについていきたいと考えるようになった。その後、Zの数々の戦いを見届け、レイナ自身も周囲から最高のR乗りと認められるほどに成長。アキオからも「いなくては困る存在」と言われるようになる。レイナはこれからも追い続ける。Z、そしてアキオを――

湾岸ミッドナイト・レイナ


北見淳 (CV:三宅健太)

勝者はいない おりる者と残る者・・

ただそれだけだ

S30Zに絶大なパワーを与え「悪魔のZ」を生み出した地獄のチューナー。彼が組む車はスピードの代償として危険がつきまとうため、次第に客が離れ廃業に。「オレはもうわかるヤツの車しか手を入れたくない」と言い放つが、Zがアキオという新たな乗り手を得て走り出したことを知り、その行き着く先を見届けるべく、Zを再びチューニングする。また同時にブラックバートをはじめとするZを狙う車も手がける。それは「Zはより強い者と走るコトによって生きてくる」ことを北見が一番よく知っているからだ。


高木優一 (CV:[[立木文彦])

・・選ばれし者よ 与えてくれ オレに勇気を

「タカギボディファクトリー」のオーナー。15歳からこの世界に入り、板金一筋でやってきた。その腕は北見に「ボディワークの天才」と言わせるほどで、かつてZのボディを300km/hに耐えられるよう補強したのも彼である。それから10年。北見が再び大破したZを持ち込み、ボディの修復を依頼。現場を離れて久しい高木はそれを拒むが、新たな乗り手であるアキオのあまりにもまっすぐな気持ちに勇気を与えられ、体を壊しながらも見事にZを復活させる。それ以降もZとそれを追う者のボディに手を貸し、時にはアキオに手伝わせながら想いを伝えようとする。


富永公 (CV:千葉進歩)

チューニングという行為を介して

オレという人間をわかってほしい

「トミナガスピード」のオーナー。ECUセッティングのスペシャリストで、古くから走りに関わっている者たちからは「ジェッティングの富永」と呼ばれている。ケイのスープラをセッティングした際にアキオと出会い、その後、Zのセッティングを自ら願い出て、アキオにいろいろなことを教えていく。さらにブラックバードをはじめ、Zと関わる運命にある車たちを幾度もセッティングしていった。金にならないような仕事ばかり取り組んでいる富永だが、それはチューニングという行為を介して自分という人間をわかって欲しいと願っているからである。


悪魔のZ復活編

イシダヨシアキ (CV:諏訪部順一)

搭乗車種フェラーリ テスタロッサ湾岸3DX~3DX+ではゲンバラ アバランシェ、湾岸4~5DX+ではシボレー コルベット (ZR1)、湾岸6ではランボルギーニ アヴェンタドール
ボディカラーホワイト

・・・・オヤジ なあオヤジ

アンタには一瞬でもこーゆう時があったかい

業界屈指の写真家として名を馳せるイシダ。しかし、富や名声では満足できずに深夜の湾岸を走っていた。そんな中、仕事を通じて出会ったレイナからアキオと悪魔のZの存在を知り、自分の心を満たすターゲットと直感。2千万円以上する車を北見に託し、さらに1千万円のチューンを施したマシンで悪魔のZを追う。だが以前から患っていたガンによって、過激な走りに耐えられない体であることはイシダ自身が一番理解していた。


とびきりのGT-R編

平本洸一 (CV:浪川大輔)

搭乗車種日産 SKYLINE GT-R (BNR32)
ボディカラースパークシルバーメタリック

どっちだ? だからどっちが速いんだ?

それだけが知りたいんだ!

わずか1km/hの最高速を伸ばすことに執着し、同棲していた彼女を流産させてしまった過去を持つ平本。以降、チューニングから遠ざかっていたが、悪魔のZの存在を知り、走りへの情熱が再燃。「ずっとふりきれて・・・なかったんだ」と妻に告白し、幸せのカードと引き換えに走りの世界へ舞い戻ってしまう。限られた範囲で32Rを本物の竜に仕上げ、最高速ステージへ。


原田 (CV:代永翼)

搭乗車種日産 Fairlady Z 300ZX (Z31)
ボディカラーシルバーツートン

オレがほしいのはとびっきりの速さなんだ!

平本の後輩のメカニックだったが、愛車であるZ31のチューニング資金を溜めるため転職。「とびっきりの速さ」を求めてセッティングしたZ31のパワーは、いまや湾岸トップクラスに届く勢いだ。しかし、ややラフなドライブを「スピードを甘く見るな」と平本に諭されることも。


赤坂ストレート編

マサキ (CV:川島得愛)

搭乗車種マツダ RX-7 Type R Bathurst R (FD3S)
ボディカラーサンバーストイエロー

命をのせて走るんだ

チューンドロータリーでいくのが当然だろう

10年前、谷田部で最高速を競っていたマサキは、北見チューニングの片鱗を見た後、壮絶な事故を起こす。以後、車のブローカーを生業にしていたが、伝説だったZを目撃し、再び走ることを決意。大田を説得してロータリーエンジンを組んでもらい、RGOデモカーのFDでセッティングを開始する。その時、偶然にもZとブラックバードに遭遇。そのままワントライの赤坂ストレート決戦になだれ込む!


大田和夫 (CV:勝沼紀義)

搭乗車種マツダ RX-7 Type R (FD3S)
ボディカラーピンク

チューニングに魔法はないわけよ やっぱり

「スピードファクトリーRGO」のオーナー。暴走族から走り屋へ、そしてショップを始め、「最も成功したチューナー」の一人になった。経営が波に乗ると自らエンジンを手がけることはなくなったが、マサキの熱い想いに触発されてFDをチューン。その腕はまったく衰えていなかった。その後も、ケイのスープラやRGOデモカーのFDを組み上げる。山中を始めとした部下たちの面倒見もよく、走り屋たちの兄貴分的な存在。また、チューニングを始めた娘のリカコに対しても、よき理解者として接している。


山中 (CV:三戸耕三)

搭乗車種日産 SKYLINE GT-R V-Spec (BCNR33)
ボディカラーピンク

負けられない チューナーとしてこの世界に生きる

プライドとして――ッ

大田のショップ「スピードファクトリーRGO」の現場責任者。相手の年齢などに構わずハッキリと話すことから、クールに見られることが多い。だが、RGOのデモカーである33Rでブラックバードと争い、自らのミスで大破させてしまった時には、「この33R オコせませんか・・?(修復できませんか)」と涙ながらに大田へ問いかける熱い一面も。


モンスターマシン編

相沢圭一郎 (CV:鈴村健一)

搭乗車種トヨタ Supra RZ (JZA80)
ボディカラーライトシルバー

踏める もっと踏んでいける 限界はもっと先にある

伝説のランナー相沢洸一の忘れ形見で愛称はケイ。父親と同じ銀色のスープラを駆り、首都高トップと称される。しかしアキオに「上には上がいた」ことを思い知らされ、ホストでチューニング資金を稼ぎつつ先輩ホストの竜也と走り込む。それを知った洸一の仲間たちは、ケイのスープラを800馬力のモンスターマシンにチューニングする。しかしそれはケイが降りていくことを願ってセッティングされたマシンだった。


山本和彦 (CV:志村知幸)

搭乗車種日産 SKYLINE GT-R V-SpecII (BNR34)
ボディカラーベイサイドブルーメタリック

みてもらおーじゃないか プロの仕事ってやつを

「山本自動車」のオーナー。かつて大田らと走っていたが、走り屋という言葉で暴走行為を正当化することがイヤになりチューニングから身を引く。レイナの32Rだけ特別に見ていたが、パワーを適度に抑えたり、黒い車体を事故の可能性が低くなる白に塗り替えるなど安全性を重視していた。しかし、ケイのスープラに手を貸したことや、北見がレイナの32Rのパワーを開放したことが、山本のチューニングに対する想いを蘇らせる。その後は34Rのデモカーを製作。看板も昔の「ヤマモトSPEED」に戻した。


ガッちゃん(佐々木元) (CV:川島得愛)

搭乗車種トヨタ セルシオ (UCF10)
ボディカラーファイタートーニング

どーせオレぁエンジンのセンスねーよ

「スピードショップマッハ」のオーナーで愛称はガッちゃん。実質の経営を仕切っているのは奥さんで、「アンタがサボってても仕事は回るし」などと言われているが、エアロの腕前は本物。その技術は大手エアロメーカーに真似されるほどだ。おしゃべりで人のお節介ばかり焼いているが、実は情に厚く涙もろい一面もある。普段は走り屋風VIP仕様のセルシオで優雅に(?)走っている。


R200クラブ編

黒木隆之 (CV:高瀬右光)

搭乗車種日産 SKYLINE GT-R V-Spec (BCNR33)
ボディカラーホワイト

気持ちが加速してゆく オレは前を見ていける――

Rにこだわる「スピードファクトリーFLATレーシング」のオーナー。効率ばかりを優先した仕事に嫌気がさし、現在は一人で得意客だけを見ている。また、R200CLUBの一員でもあったが、かつての仲間(安彦)の夜逃げ跡を火事場泥棒するようなメンバーを見て、完全に決別する。彼もまたZの魔力に惹かれ、10年のノウハウをすべてつぎ込んだ33Rで挑む。その戦闘力はブラックバードをも凌駕するほどだ。


元木康郎 (CV:四宮豪)

搭乗車種日産 SKYLINE GT-R V-Spec (BCNR33)
ボディカラースーパークリアレッド

キクんだよナ

こういう公道のハンパな伝説をツブしていくのは

「CCRファクトリー」のオーナー。また、谷田部で200マイル(320km/h)をマークしたチューナー集団「R200CLUB」のリーダーでもある。すでに走りへの情熱は薄れており、妥協を認めない黒木の仕事スタイルを「技術的に優れていても結局シロートなのヨ」と評する。自分たちの名を売るため「R狩り」を画策。しかし、その途中で遭遇したブラックバードを潰そうとして逆にクラッシュしてしまう。


帝塚良一 (CV:松尾大亮)

搭乗車種日産 SKYLINE GT-R V-Spec (BCNR33)
ボディカラーミッドナイトパープルパール

ドコの車よ アレ?

「パワーハウスJAPAN」のオーナーで、R200CLUBの一員。メンバーの中で最初にレイナの32Rを目撃する。山本や大田といったかつての大物チューナーが再び動き出したことを知り、自分の店の経営に危機感を抱いて冷汗を流す。その後、元木、園田らと共に「R狩り」に参加。突如現れたブラックバードを待ち伏せし、元木と挟み込もうとするが、あまりの速さに怖気づき、元木と共にクラッシュしてしまう。


園田順 (CV:ふくまつ進紗)

搭乗車種日産 SKYLINE GT-R V-Spec (BCNR33)
ボディカラーホワイト

ツマンナイのはテメーの腕だろって

「JPPレーシング」のオーナーで、R200CLUBの一員。実戦経験は豊富なようだが、今では他のメンバー同様、妥協した効率的な経営に注力している。元木が画策した「R狩り」にも参加。ブラックバード潰しに失敗した元木から「思いきりかぶせろ 骨は拾ってやる」と命令され、「ヤルにキマってんだろ――」と息巻く。しかし、一瞬もスピードを殺さず迫るブラックバードに気負い、かぶせることすらできなかった。


三木安彦 (CV:風間勇刀)

搭乗車種日産 SKYLINE GT-R V-Spec (BCNR33)
ボディカラーソニックシルバーメタリック

あんまりむつかしく考えんなヨ タカ

「ナイトオンレーシング」のオーナーで、R200CLUBの一員。黒木からは「オレが気づかないコト、ちゃんと教えてくれる」と信頼を寄せられており、安彦も黒木のガレージにはよく顔を出していた。しかし、「マジメで妥協を認めないモノの考え方」だけでは生きていけないと考え、元木たちの「R狩り」にも参加。最後は黒木との約束を果たさず、夜逃げで姿を消してしまう。


阪神高速環状編

神谷エイジ (CV:宮本充)

搭乗車種三菱 Lancer Evolution V RS (CP9A)
ボディカラーランスブルー

でも そーゆう約束やから――

気持ちにケリつけて あとはもう 走るコトだけ――

出て行った父親の後を継ぎ、継母と連れ子マキの面倒を見ながら借金だらけの青果店を立て直したエイジ。ランエボVで大阪の環状エリアを制していたが、遠征してきたブラックバードを見て、抑えていた東京への想いを募らせる。その後、シゲと父親の後押しで気持ちにケジメをつけるため3ヶ月限定で東京へ。そこでRGOに出入りするようになり、リカコと共にランエボVをチューニング。450馬力でも300km/hを出せるマシンに仕上げ、Zとブラックバードに挑む。


神谷マキ (CV:鈴木達央)

搭乗車種三菱 Lancer Evolution VI RS (CP9A)
ボディカラースコーティアホワイト

マジにならんほーが えーでえ

エイジの異母の弟。シルビアS14からランエボVIに乗り換え、環状で名が知れるほどになったが、エイジからすればまだまだ未熟。「どんな時でもクルマのサイズを頭に入れて走らせろ」というエイジの言葉を、最初はうっとうしく思っていたが、走り込むうちにその意味を理解しはじめる。また、東京からやってきた島の走りを見て、方法こそ違うが最終的に指し示すものはエイジと同じであることを感じ取る。


大田リカコ (CV:田中理恵)

搭乗車種日産 Silvia Spec-R (S15)
ボディカラーピンク

ねえ・・受け入れられたかナ?

あたしたち2人はあのクルマに

RGO大田の娘で現役女子大生。小さな頃から機械をバラして遊び、中学生でエンジンを組み上げてしまう。父親譲りのそのセンスは山中も認めるほどだ。アルバイト先で出会ったエイジと意気投合し、ランエボVをチューニング。結局、エイジとは淡い想いを抱いたまま離れることになるが、同時にチューニングの世界で生きていく気持ちを強くする。その後、失速したZのオーバーホールも請け負い、試行錯誤しながらチューナーとしての才能を伸ばしていく。


幻のFC編

城島洸一 (CV:堀川仁)

搭乗車種マツダ SAVANNA RX-7 GT-X (FC3S)
ボディカラークリスタルホワイト

正しいコトと自分がソレをセレクトするかは

また別だろ な

外車専門の自動車評論家。「ビッグマウスの一発屋」と呼ばれた過去を否定するような態度を取っていたが、仕事で知り合ったレイナからアキオとZを紹介されて走りへの想いが蘇る。ロータリーより速いエンジンが他にもあることを認めつつも城島にとって特別な存在であるFCにこだわり、伝説のプライベーター林から譲り受ける。また一時的とはいえ、FCの名義を変更してアキオに所有させ、あらゆる知識を与えた。その後、限られた期間で林と富永の手により最高の状態に仕上がったFCでZとブラックバードを狙う。


オキ

搭乗車種マツダ RX-7 Type R (FD3S)
ボディカラーライムグリーン

じゃあ オレのペースでいくぜ

林の元に出入りする若きドライバー。林がチューニングしたFDを駆り、御殿場では名が知られた存在。だが、林に言わせれば「しょせん ここだけの走り屋 ここしか知らない走り方」で、城島とともにやってきたアキオのZと走り、完敗。その後、首都高でFCに乗るアキオと再び勝負するが結果は同じだった。車をコントロールする技術では互角かそれ以上だが、走りのイメージを組み立てていく経験がアキオに比べて圧倒的に少なく、未熟だったことを思い知らされる。


(CV:石井康嗣)

搭乗車種マツダ SAVANNA RX-7 GT-X (FC3S)
ボディカラークリスタルホワイト

現実にFCをセレクトするお前の理由――

それを見せてくれ――

御殿場でガソリンスタンドを経営するプライベートのチューナーで、どこまでも答えの出ないロータリーをこよなく愛する。その実力は、かつて首都高から遠征してくる北見チューンと張りあったほどだ。所有していたFCを城島の願いで譲り、さらにベンツを売却してまでチューニング資金を用意した城島の気概に応えるべく、再びロータリーを組みなおしてやった。また、オキのことは「バカだからアイツ」と言うものの、自分が車を通じて教わったことを、少し先に走り出した仲間として教えてやりたいと考えている。


ガレージACE編

友也

搭乗車種(初期)ホンダ INTEGRA Type-R (DC2)3~5DX+では日産 180SX (RPS13)
搭乗車種日産 SKYLINE GT-R (BNR32)
ボディカラーホワイト

引き返すならここが分岐点

その先は本物だけが棲む世界――

インテグラを操り、「Rキラー」と呼ばれた専門学生。だが、後藤に本物のチューンドRを思い知らされ、彼の元でアルバイトを始める。そしてアキオと出会い、人間として大きく成長していくがブラックバードを前に判断を誤り、後藤がすべてを注ぎ込んだ「走る宝石」の34Rを大破させてしまう。その後、中古の32Rを手に入れ、ACEの新たなデモカーをアキオと共に作り上げていくが、自分は「去っていく側」の人間であることも悟る。友也が心に刻むラストランに、Zとブラックバードはどう応えるのか・・


後藤元

搭乗車種日産 SKYLINE GT-R V-SpecII (BNR34)
ボディカラーホワイト

自分ではない他の誰かの命を預かる――

その怖さと そして誇り

「ガレージACE」のオーナー。「R殺し」のインテグラをACEデモカーの34Rで圧倒するが、乗り手である友也を気に入り、住み込みでアルバイトさせる。友也が34Rをクラッシュさせてしまった時も一言も責めずに労りの言葉をかけ、弟のように面倒を見た。その後、友也が中古の32Rで新たなデモカーを作ると決めた時には、睡眠時間を削ってエンジンを組み上げた。いいモノは犠牲の上にしか成り立たないと考える職人気質なチューナーだが、友也の彼女である今日子の言葉を受け入れ、プロの仕事をした上で経営もうまく回そうと考えるようになる。


幻のF1タービン編

森下マコト

搭乗車種日産 Fairlady Z 300ZX (Z32)
ボディカラーイエローパール

カンちがいでもいい

アタシはあのクルマで走りたい・・・・

レイナに憧れる駆け出しの読者モデル。彼氏の機嫌を取るように車にハマり、キャバクラでアルバイトしながら資金を捻出していたが、レイナと出会って自分の間違いに気づく。その後、山下と知り合いインプレッサを売却。同時に山下のZ32に「アタシが求めるクルマじゃない」と思いつつも惹かれてゆく。そしてZ32でレイナのような走り方を求めていくうち、それはアキオの走り方と同じであることを知る。それは過去に一度だけ見た忘れられないZの乗り手だった。


山下

搭乗車種日産 Fairlady Z 300ZX (Z32)
ボディカラースーパーレッド

それでもいくならつきあうぜ

オレはZ32しか速くできない男だからサ

かつてPMCレーシングのメカとしてGT―RよりZ32にこだわり、谷田部で320km/hをマーク。しかし、木村から譲り受けた幻のF1タービンを装備してブローさせ、涙に暮れながら去っていく。現在は寂れた「山下ファクトリー」をひとりで経営し、Z32はノンターボのままアシ用として使っていた。だが、Z32に興味を持ち、本気でZを追いたいと願うマコトに可能性を感じ、富永の協力を得ながら再びZ32に魂を込める決意をする。


地上のゼロ編

岸田ユウジ

搭乗車種ホンダ S2000 (AP2)3DX~5DX+ではマツダ ロードスター (NCEC)
ボディカラープラチナホワイトパール3DX~5DX+ではサンライトシルバー

人生にはプレ(その前)はない・・だったよね 親父

岐阜出身で、現在はカメラマンのアシスタントとして東京で働いている。実は山本の腹違いの弟で、父親の死をきっかけにユウジは初めて山本に会いに行く。そこで山本から「地上のゼロ戦」のようなチューンドカー制作を提案され、共に取り組むことに。山本は走るコトを通じて父親から教わったコトをユウジに伝えようとしていたのだ。そしてユウジは経験を重ねて、父親のコトバを少しずつ理解し始める。


FDマスター編

荻島信二

搭乗車種マツダ RX-7 Type R (FD3S)
ボディカラーパープリッシュブルーメタリック3DX~5DX+ではピュアホワイト

結果がすべて

99%の人がそう言ってもオレはちがうと言う

かつてチューニング雑誌「GTカーズ」の制作に携わり、「FDマスター」と呼ばれた男。歴代RX-7にこだわって20代を過ごすものの、行き詰まりを感じて編集から離脱。その後、住宅販売のセールスをはじめるが、RGO大田やリカコと出会ってRGOへ転職。吉井をはじめとする走りの世界で生きてきた人々と話す中で、走ることの本質や昔わからなかったコトを理解しはじめる。そして首都高SPL(スペシャル)に仕上がったFDで「悪魔のZ」「ブラックバード」と走りきり、荻島は自分の進むべき道を見つける。


関連イラスト

頂点

TVアニメ

スカパー!パーフェクト・チョイスにて2007年6月から2008年9月まで放送された。原作の設定が多く改変されているため、赤坂ストレート編、ガレージACE編以降の話が映像化されていない。

主題歌

オープニングテーマ

「lights and any more」

歌 - TRF

エンディングテーマ

「Talkin' bout good days」

歌 - Mother Ninja

各話リスト

話数サブタイトル
第1話悪魔のZ
第2話ブラックバード
第3話GT-Rの少女
第4話第3の男
第5話地獄のチューナー
第6話ニューマシン
第7話魅せられた者たち
第8話湾岸のゴースト
第9話甦る悪魔
第10話ドッグ・ファイト
第11話幻の最高速ランナー
第12話プロフェッショナル
第13話モンスターマシン
第14話失速
第15話R-200CLUB
第16話撃墜
第17話再会
第18話今、この場所に…
第19話スタンド・バイ・ミー
第20話大阪ミッドナイト
第21話夜の熱気の中で
第22話首都高速午前零時
第23話デッド・エンド
第24話遠い日のパッション
第25話とめられない思い
第26話選ばれし者

関連タグ

湾岸ミッドナイト - 表記ゆれ

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