概要(ネタバレ注意)
『宇宙戦艦ヤマト2202』第六章から本格稼働した、前衛武装宇宙艦(AAA)ことアンドロメダ級の完全無人仕様型の宇宙戦闘艦のこと。稼働前は第二章において、次元断層工場のドッグに並んでいたのが初登場となる。
『自立無人戦闘艦BBB』(BLACK BERSERK BATTALION(黒色狂戦士大隊))とも呼ばれる。略称で呼ぶ際は『トリプルビー』と呼称している模様。
外観は、ほぼアンドロメダ級であるが、塗装は全く異なり、漆黒の塗装を基本色として、所々に濃いオレンジ色の塗装が入っているのが特徴。また、艦体側面には聖書の一節が書かれている。
完全なる無人戦闘艦として生まれており、艦橋内部にはブラックアナライザー1体のみが配置されてる。その為、艦橋内部は人間の扱う様な機材を一切乗せていない。
AI機能
ただし、ストーリー構成の福井晴敏氏によれば、これらBBBは完全無人仕様となっているが、人間にとって代われるほどの完成度は持っておらず、氏曰く「あんまり利口じゃない」とのこと。その為か、最初に投入されたBBB戦隊は、彗星内部へワープ突入を試みるも早々に全滅している。
また、指揮AIが完成の域に届いていないことから、人間の指揮が必要ともされている。
性能
基本性能はアンドロメダと差異は無いものの、艦載機は未搭載とされたうえに、多数のノズルを増設している。これにより有人艦では不可能な、戦闘艇の如く高機動戦術が可能となっている。
経歴
第二章
時間断層工場のドックにて、完成したと思しきBBBが数隻並んでいた。
第六章
土星沖海戦の後、多数のBBB戦隊が出撃。大破し地球へ帰還した『アンドロメダ』と入れ違う。接近する白色彗星に対してワープによる突入を試みるも、通信を途絶(全滅)してしまったことが、司令部のオペレーターの報告から明らかにされている。また、殲滅されたBBB戦隊の残骸も後に描写される。
ZZZこと『アンドロメダ改』を旗艦にした山南司令率いるBBB戦隊が出撃。ワープで彗星都市直上に奇襲をかける中、遊弋していたカラクルム級の迎撃を受ける。強行しての波動砲発射を行う寸前に、カラクルム級と激突して撃沈するBBBも相次いだ。波動砲は発射されるも、またしても無効化されてしまい、その後の戦闘で『アンドロメダ改』を残して全滅してしまったと思われる。