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アンドロメダブラック

あんどろめだぶらっく

『宇宙戦艦ヤマト2202』に登場した完全無人仕様のアンドロメダ級。大量の同型艦が存在する。
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ハリー・ポッターシリーズの登場人物は→アンドロメダ・トンクス


概要(ネタバレ注意)編集




































宇宙戦艦ヤマト2202』第六章から本格稼働した、前衛武装宇宙艦(AAA)ことアンドロメダ級の完全無人仕様の宇宙戦闘艦。

稼働前は第五章(それ以前にアンドロメダ級6番艦以降のASと異なるアンドロメダ級が建造中の場面があり、BBBの初期ロット艦の可能性がある)において、時間断層工場のドックに並んでいたのが初登場となる。ガトランティス軍の予想以上の脅威を受けて大量建造(作中150隻が登場)に踏み切られた。

「自律無人戦闘艦BBB」とも呼ばれる。BBBは「BLACK BERSERK BATTALION(黒色狂戦士大隊)」の略称とされ、略称で呼ぶ際は『トリプルビー』と呼称している模様。

外観はアンドロメダ級と遜色なく、艦体は黒色に塗装されている………ように見えるが、実は塗装はされていない。これは耐熱下地が剥き出しになっているため、そのように見えるだけである。また、艦体各所にはオレンジ色の塗装も入っている。さらに、髑髏マークと聖書・詩篇23篇も描かれており、これらは「徹底抗戦の構え」「不屈の精神」を表しているとされる。あと、何故かガミラスの紋様まで描かれている(ガミラスが建造に関与した?)。

完全無人仕様となっているため、艦橋内部は簡素化されており、ブラックアナライザー1体が副長席の位置に配置されているのみである。艦長席は完全に無くなっているが、副長、戦術長兼航海長と通信長が配置されていた位置には、人間の座る座席こそないものの、機材(コンソールやディスプレイ等)は存在している。


AI機能編集

ストーリー構成・脚本の福井晴敏氏によれば、これらBBBは完全無人仕様となっているが、人間にとって代われるほどの完成度は持っておらず、「あんまり利口じゃない」とのこと。そのためか、最初に投入されたBBB艦隊は、彗星内部へワープ突入を試みるも早々に全滅している。

また、指揮AIが完成の域に届いていないことから、人間の指揮が必要ともされている。


性能編集

基本性能はアンドロメダと差異は無いものの、艦載機は未搭載とされたうえに、多数の高機動ノズルを増設している。これにより有人艦では不可能な、巨大戦艦による魚雷艇の如き高機動戦術が可能となっている。

とはいえ未完成の人工知能では高機動能力を生かしきれなかった模様。


経歴編集

第五章編集

時間断層工場のドックにて、完成したと思われるBBBが数隻並んでいた。


第六章編集

土星沖海戦の後、大破し、地球へ帰還したアンドロメダと入れ違う形で、大量建造されたBBBのみで構成されたBBB艦隊が出撃する。火星沖に出現した白色彗星内部へショートワープを敢行するも、通信が途絶し、消息を絶ってしまったことが司令部のオペレーターの報告から明らかになっている。後のシーンでこのBBB艦隊の残骸が映っており、全滅したことが判明した。

その後ZZZことアンドロメダ改が率いるBBB艦隊が出撃。彗星都市直上にワープアウトし、奇襲を仕掛けるも、そこで待機していた多数のカラクルム級の迎撃を受ける。カラクルム級と激突し、撃沈するBBBが相次ぐ中、どうにか突破したアンドロメダ改とBBBが波動砲を発射することに成功。しかし、またしても無効化されてしまい、その後の戦闘でアンドロメダ改を残して全滅してしまったと思われる。


第7章編集

ガトランティスとの戦いが終わった後も有人艦のアンドロメダ級も含めて大量に建造されている模様。山南は「もう乗る人間もいないのに、艦だけが吐き出されてくる」と嘆いていた。


余談編集

BBBの塗装は旧シリーズにおいて機械化の辿り着く果てとして描写された者たちを、ひいてはこのままの地球が何れ辿るかもしれない末路を暗示させるかのようなものとなっているが、狙ったのかは明確でない。


関連タグ編集

宇宙戦艦ヤマト2202 アンドロメダ(宇宙戦艦ヤマト) アンドロメダ改 無人艦 ブラックアナライザー 時間断層

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