「山南、お前は最善を尽くした!」
CV:ささきいさお
概要
『宇宙戦艦ヤマト2202』に登場する、地球連邦防衛軍の新規キャラクター。アンドロメダ級3番艦〈アポロノーム〉艦長。山南修の同期かつ親友。
容貌は、やや細めの山南と比べると、ややがっしりとした体躯をしている。艦長服は黒地のコートと白いスラックスに、軍帽姿。コートの襟内部分は、アンドロメダ級の艦長を示すと思われる青色となっている。
山南とは防衛宇宙大学の同期生であり、第二次内惑星戦争では生死を共にした間柄であったとされる。
経歴(ネタバレ)
土星沖海戦に参加するがバルゼー艦隊との戦闘では表立って姿を見せる事はなかった。海戦終盤に白色彗星が本性を現し、都市帝国として重力攻撃を仕掛けてきた際に、〈アポロノーム〉は破滅ミサイルの至近弾を浴びて大破。同じく大破した〈アンドロメダ〉が、重力に惹かれて超重力ガスの渦へ落下を始めたところへ〈アポロノーム〉を接舷させ、残る力で〈アンドロメダ〉を押し上げた。
この時、安田は〈アポロノーム〉が長く持たないことを知り、自らの命と引き換えに〈アンドロメダ〉を押し上げると、通信で山南に伝えた。それに動揺した山南に対し、最期に
「山南、お前は最善を尽くした。健闘を祈る!」
と言葉を遺し、重力圏から逃れた〈アンドロメダ〉とは逆に引き込まれ、最期は重力の影響で艦が真っ二つに折れて轟沈、戦死した。
余談
安田役として請け負ったささきいさお氏は、羽原信義監督から「やるとしたらどんな役をやってみたいか」との質問を受け、「年齢的に艦長かな」と答えたところ、本作の安田役を任されたと言うことである。
役回りこそ印象的ではあったものの、安田艦長をはじめ銀河やそのクルーなど土星沖海戦近辺で初登場のキャラは前段階からの顔見せや伏線などがなく唐突に登場した印象が否めない。シナリオにあった伏線などが完成映像でカットされた可能性はあるが……。
またファンからは過去のシリーズの例からいかにも最後に山南を庇って死ぬキャラだと見抜かれていた……というよりPVの時点で一言だけあったセリフがもろに死亡フラグであり、彼が生き残ると予想したものはほぼいなかったという。
あくまで俗説にすぎないが外見と名前のモデルは本作のスポンサーであるアンダーアーマー日本総代理店を務める株式会社ドームCEO、『安田秀一』氏ではないかという説がある。
関連タグ
死亡フラグ (彼の場合はフラグが立った時点で初登場する珍しい例といえる。)