概要
軍艦の長なので艦長。
pixivでは現実の水上艦や潜水艦にとどまらず、宇宙戦艦などを含むフィクションの艦艇の艦長が描かれることが多いようだ。フィクションで登場する艦長は老若男女を問わず、その多くは冷静にして豪胆である。集団で運用する船という特殊な乗り物を預かる立場から、その存在感は非常に大きく、史実においても多くの艦長がその座乗艦と共に名を残してきた。
「カン・チョウ」と前にアクセントのある発音をよく耳にするが、海上自衛隊では「カンチョー」と抑揚のない読み方をする(「会長」「局長」なんかと一緒。『宇宙戦艦ヤマト2199』ではこれに倣っている)。
ちなみに艦長の次位は、副長(フクチョー)である(「副艦長」とは言わない)。
艦長は常に艦橋にいるとは限らず、電子化の進んだ現代の戦闘ではCIC(戦闘指揮所)が定位置となる。
海外にいる艦でも艦内は所属国の領土と同じ扱いであるだけに、それなりの責任がある。
複数の艦艇で構成された「艦隊」を指揮する艦隊司令官(提督)の座乗艦(旗艦)となった場合などは、自分より立場が上で全体の作戦行動の指揮権を持つ人間と同乗することになるが、たとえ元帥を乗せていたとしても、艦レベルの運用については、艦長を越えて命令してはならないことになっている。とにかく艦で最高の権限をもった人物が艦長なのである。
掃海艇や魚雷艇など「艇」のつく艦艇なら、対応する職は艇長、一般船舶なら船長と呼ぶ。
フィクションに登場する主な艦長
- ジェームズ・T・カーク(スタートレックシリーズ)
- ジャン=リュック・ピカード(スタートレックシリーズ)
- キャスリン・ジェインウェイ(スタートレックシリーズ)
- 沖田十三(宇宙戦艦ヤマト/宇宙戦艦ヤマト2199)
- 土方竜(さらば宇宙戦艦ヤマト/宇宙戦艦ヤマト2/宇宙戦艦ヤマト2202)
- 山南修(ヤマトよ永遠に/宇宙戦艦ヤマト2199/宇宙戦艦ヤマト2202)
- 古代守(宇宙戦艦ヤマト/宇宙戦艦ヤマト2199)
- 速水洋平(サブマリン707)
- ブライト・ノア(機動戦士ガンダムほか)
- エイパー・シナプス(機動戦士ガンダム0083)
- ヘンケン・ベッケナー(機動戦士Zガンダム)
- ロベルト・ゴメス(機動戦士Vガンダム)
- ジャミル・ニート(機動新世紀ガンダムX)
- マリュー・ラミアス(機動戦士ガンダムSEED)
- タリア・グラディス(機動戦士ガンダムSEED DESTINY)
- アレクセイ・コノエ(機動戦士ガンダムSEED FREEDOM)
- ナトーラ・エイナス(機動戦士ガンダムAGE)
- オットー・ミタス(機動戦士ガンダムUC)
- ミスマル・ユリカ(機動戦艦ナデシコ)
- ホシノ・ルリ(劇場版ナデシコ)
- テレサ・テスタロッサ(フルメタル・パニック!)
- ジェフリー・ワイルダー(マクロスF)
- 千早群像(蒼き鋼のアルペジオ)
- エルチ・カーゴ(戦闘メカザブングル)
- ガロア艦長 (地球戦隊ファイブマン)
- 初代艦長シュバリエ(地球戦隊ファイブマン)
- グレゴリ艦長(星獣戦隊ギンガマン)
- ジャスティ・ウエキ・タイラー(宇宙一の無責任男/無責任艦長タイラー)
- 岬明乃(ハイスクール・フリート)
- 知名もえか(ハイスクール・フリート)
- テア・クロイツェル(ハイスクール・フリート)
- 杉本珊瑚(ハイスクール・フリート)
- 藤田優衣(ハイスクール・フリート)
- クレア・ハーヴェイ(ハンドレッド)
- 梅津三郎(ジパング)
- ミキティ・フルプルリン(カワイスギクライシス)
- ハミルトン艦長(サガフロンティア)