「破壊兵器なら、もっと効率的に機械化できたはず」
CV:黒沢ともよ
概要
- 所属:波動エネルギー研究艦/波動実験艦〈銀河 〉
- 肩書:航海長
- 階級:三尉
- 年齢:20歳
『宇宙戦艦ヤマト2202』に登場する、地球連邦防衛軍の新規女性キャラクター。波動実験艦〈銀河〉の航海長を務める。階級は肩の階級章を見る限り、三尉と思われる。年齢は20歳とかなり若い。
容貌は、黒髪のショートヘアで、前髪を七三分けにしている。コスチュームは、ヤマト女性クルーと同様のスーツタイプで、黒地に緑ラインとなっている。
実戦経験は殆どないが、20歳で航海長を拝命している。これは、かのヤマトクルーとなった古代進と同じ年齢である。また、実験艦ゆえか、航海長に就任しても階級は三尉のままである。
戦場という現場に居なくとも、その戦況を見るだけで見えざる相手の様子を読み解くなど、大胆かつ鋭い洞察力を持つ女性である。
性格
若さゆえか、年上が相手であろうとも会話に遠慮や配慮する様子が無く、言う事はズバッと言い放つ部分が見られる。
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経歴
第五章(ネタバレ)
時間断層工場内にある、制御艦〈プロメテウス〉に乗艦していた。
そこで、土星沖海戦の戦況を観ていた彼女は、ガトランティス人が感情を持った存在だと言う説を立てている。これに異論を持った新見薫は、アケーリアス文明の破壊兵器であり自爆をもやむを得ない事から、感情を持つとは考えにくいと反論した。
しかし、本当の破壊兵器たる存在であれば、人間に模した姿として作り出されるのは非常に非効率的な事であり、本当に破壊兵器ならもっと効率よく機械化してもいい筈だ、と臆することなく言い返している。
なお、シナリオ集や絵コンテ集ではカットされた部分も多い。劇中にはないが、戦況映像を見るシーンがあり、それを見ながらの状況分析となっていた。
さらにこの時、実際には観えないが、戦況スクリーンから焦るバルゼーの心理状況を汲み取っており、これを
「あれだけの損害を受けたのに、戦術を変えずにいる。まるで、意地になってるみたい・・・・・・可愛い」
とさえ言い放り、岬百合亜らを動揺(ドン引きに近いが)させた。
加えて、そんなバルゼーの心理状態を知ったうえで、「戦闘に感情は不要」と断言する。
なお、星名透に「君は、自分の身体を機械に出来るのか?」という問いに対して、意味深な笑みを浮かべていた。
余談
なお、この新規キャラクターを務める黒沢氏は、新見を演ずるベテランの久川綾氏との収録の際には、福井監督から「遠慮なく食って掛かれ」と指示されていたと語っている。