サラマンダー公威とは、よんでますよ、アザゼルさん。のキャラクター。
CV:中井和哉
概要
芥辺探偵事務所に協力する悪魔の一名。
愛刀「孫六」を携え、漢(おとこ)、武士(もののふ)であることを尊び、女子供にはかなり冷たい。
アザゼルやベルゼブブからはサラマンダーではなく「マンダはん」「マンダ氏」と呼ばれている。
男尊女卑を絵に描いた様な立ち振る舞いをしており、徹底的に「雌」を嫌う。初登場から佐隈りん子にツバを吐きかけ続けている。今の日本を憂い、男尊女卑の世を実現すべく革命を訴えている。
その一方で、暴行を受けることに悦びを感じるというちょっと特殊な性癖を持っており、何かと自身を恥じて切腹しようとする。本人曰く「もっとして下さい」。
契約者は岡田から芥辺と渡り、その後は佐隈りん子に譲渡された。サラマンダー自身は「女を主人にするなど!」と認めたがらず芥辺を真の主と言うものの、悪魔使いとして力を増した佐隈のオシオキ魔法に悦びを覚えて以降は、反発しながらも彼女に従っている。
アニメイトTVのWEBラジオ「きいてますよ、アザゼルさん。」第15回によると、アニメ化にあたって担当声優に中井和哉氏が選ばれたのも「サラマンダーは原作漫画だと女性ウケが極端に悪いので、アニメにするなら中井さんの声優人気をもらおう」(通称:中井さんで中和作戦)という水島監督らの意向があったらしいとかナントカ。
職能:革命。その本質は言霊で、簡単に言えば「有言実行させる」洗脳能力。嘘やお世辞、言い間違いだろうとこの能力を使えばそれが相手の本心になり、考え方を根本から変化させてしまう=既存の価値観を破壊出来る。
しかし、対象となる言葉を相手が発しないことには力を発動できないため、サラマンダーや悪魔使いらが対象者の発言を会話や演技で誘導するなどの細工が必要となる。
また、ウンボボがさくまの名をある事情で「あくま」と誤読した際に悪魔に変化したため、言葉は当人が発したものの認識ではなく、サラマンダーが認識しているものが適用される。
最終奥義である「黒蜥蜴」は、精神だけでなく身体の変化まで引き起こすほどの力がある。
モデルは日本の戦後期を代表する作家・三島由紀夫。名前の「公威」も彼の本名「平岡 公威」に由来する。
他にも「革命」なる職能名、人間界版のディフォルメ体型になってもボディビルダーのようなムキムキの肉体にフンドシ一丁で日本刀を構えた出立ち、愛刀銘「孫六」も三島が割腹自殺に使った刀「関の孫六」が元ネタ、
奥義「黒蜥蜴」は映画版で本人も出演した代表作の一つの名で、登場するたびに憂国アンド男根主義の演説を静聴させ、それでいてマゾでゲイな性倒錯、すぐ割腹を図る等々、三島の人となりのパロディが多分に見られる。