概要
ピラミッドに出現する、女性の姿をしたモンスター。
行動
敵パーティに自分しかいない場合、「いでよ!じゃあくなるものよ!」の台詞とともに
モンスターを召喚してくる。召喚後は召喚したモンスターに対して補助系の魔法
(ケアルラ・プロテス・シェル・ヘイスト・ブリンク)を使って援護してくる。
ちなみに、召喚するモンスターは出現するフロアによって異なる。
また、召喚されるモンスターは通常モンスターとはステータスは若干異なる。
容姿
緑色のハイネックショート丈タンクトップと、同じく緑色の靴を身につけている。
足元には香炉を置いており、その煙を周囲に漂わせている。
ほとんど水着のような露出度の高い衣装であるが、さらに問題が発生する。
ボトムスである。
ボトムはドット絵からは判別が難しく、非常に細いビキニボトムを履いているか、もしくは何も穿いていないかのように見えるのである。
この問題は一部の男性プレイヤーを非常に困惑させる事となった。…と思われる。
後に世に公開された野村哲也氏によるコンセプトイラストの中では、ゼファーゾーン/アルキュミアには細いビキニボトムが描かれていた。しかしこの資料も誰しもが自由に見られるものではなく、問題を根本的に解決するには至っていなかった。
そしてこの問題はSFC版発売から21年を経て、遂に決着がつく。
本作はこれまで様々な機種にアーカイブス的に移植されていたが、2013年に「FF for スマートフォンシリーズ」第1弾ソフトとして配信されたiOS版とAndroid版にて、グラフィック全般がリファインされ、モンスターのグラフィックもより高解像度となった。そこではゼファーゾーンとアルキュミアがトップスと同色の細いビキニボトムを履いていることがはっきりと確認できるのである。
かくして「穿いている」ことが誰の目にも明らかになったのだが、いかんせん問題の解決に至るまでの時間が長過ぎたため、この間に描かれたイラストには「穿いている」ものと「穿いていない」ものが混在する結果となってしまった。
複雑な経緯はあれど、ドット絵の僅かな情報を元にしつつも、足りない情報を想像力で補いつつ描かれるファンアートの奥深さを教えてくれる一件となった。…と言えなくもない。
余談
この女性はシリーズの次回作であるファイナルファンタジー6に登場するモンスター、チャーミーライドの上に跨っている女性に外見が酷似しているが、関係性は一切不明である。
細かく見れば香炉の代わりに鞭を手にしており、靴も穿いていないのだが、それ以外の特徴はほぼ同じである。
外見がほぼ同じため、ここでもまた穿いているor穿いていない問題が発生してしまうのである…
召喚されるモンスター
- ロンカナイト (3F)
- ドルムキマイラ (3F)
- ジグラトギガース (5F、8F)
- ルネンタ (5F、8F)
- アダマンゴーレム (6F、7F)
- バイオソルジャー (6F、7F)