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魔法少女綺譚の編集履歴

2019-01-18 07:23:49 バージョン

魔法少女綺譚

まほうしょうじょきたん

魔法少女綺譚とは、様々な作品のクロスオーバーを図っている二次創作小説。

概要

様々な作品によるクロスオーバー作品。

『RefRain~prism memories~』の四面ボス・シードレスが様々な作品の世界に飛ばされ、その世界の住民と共にと共に様々な敵と戦う姿を描いたシリーズ。時系列はシトラス&シードレスのショートストーリーの後、シードレスの死後である。


ストーリー自体は舞台となる作品を主体としているが、「怠惰なる王国」といった関連作品や、本編の間にあった出来事を綴ったオリジナル内容のサイドストーリー、シードレスと各作品のキャラクター同士によるラブストーリーもある。


この作品を作るきっかけとなったのは作者曰く、「社会復帰のため」なのと「シードレスが好きだから」とのことであり、原作キャラクターを残酷に扱うことも辞さないことを前書き等で予告している。

作品自体の結末は「ハッピーエンド」と記載されていたが、後に消されている。


高橋邦子の影響で作られたのでギャグ表現も多いが、それ以上に残酷表現が多く、仲間の死も多く、キャラの発狂や精神の崩壊の描写が多い。そういった精神の崩壊などをリアルに描こうとしたので、例として、他者の作品ではどんな状況でもオタク言葉やツッコミで流していたテセオでさえ泣いたり叫んだりする。


本作でしか見られないシードレスのパワーアップや、各作品の力を借りるワールドソーマなどオリジナルの要素や、他のユーザーのアイデアから生まれたエピソードも多い。


派生作品について

2016年からはドットコム氏著作によるスピンオフ、ギャルソン氏著作のシードレスと同じくRefRainのキャラクターであるセレスをメインにした「異次元の侵略者」、yolusy氏のRefRain勢(シードレスとシトラスを除く)をメインにした「絶界の戦い」、番外編としてsid氏著作によるめちゃイケの人気コーナー「数取団」「しりとり侍」「色とり忍者」「抜き打ちテスト」も制作されている。


あらすじ

ミリア達に破れた事で消滅してしまったシードレス。

気がつくとシードレスは見たことの無い場所に倒れていた。

この世界はいったい何処なのか、なぜ自分は生きているのか......。

シードレスの様々な世界をまたにかけた冒険が今、始まる。


オリジナルキャラクター

魔法少女グループ

何れもまどか☆マギカ世界の住民

桜花レイ

第9話から登場。栗髪をおさげにまとめ、メイド服をまとった魔法少女。中学受験を控える秀才でありながらも、表裏のないとても純粋な姿が印象的である。

前の時間軸で魔女に殺されそうになったところをもう誰にも頼らない頃のほむらに救出されたことがきっかけで、ほむらの力になりたいと思い魔法少女の契約を結んだ。能力は自分の記憶力を活かしたもので、様々な銃器の具現化と銃撃。初陣ではグレネードランチャーでネウロイを撃破するという鮮烈なデビューを果たすが、初めてグロック18Cを撃ったときは的を大きく外れていることから察するに、まだまだその銃撃センスには向上の余地があることを伺わせる。

新米でありながら、時としてベテランの暁美ほむらや巴マミを上回る活躍を遂げることもある。

作者曰く「魔法少女綺譚における鬱クラッシャーズ」。

しかし…


七瀬瑠奈

銀髪セミロングの少女。服装はへそ丸出しでミニスカートという露出度の高い衣装で、紫紺のマントを羽織っている。「人の姿をした魔女」であり、まだ詳細は明らかにされていないがQBに対して初めから魔女になることを願ったらしい。武器は両刃の大鎌で、ほむらやフェイトを圧倒する実力を見せ付けた。人間に対して果てしない憎悪を抱いており、なぜそのような心境に至ったかは今後の本編で明らかになるだろう。虚淵氏の描くアンチヒーロー像を突き進んでいる印象があり、台詞のあちこちに衛宮切嗣の影響を受けている面影がある。(例:「正義や希望なんかで世界は救えない」など)

彼女は鹿目まどかが見滝原に転校してくる前のまどかの旧友「杉沢瑠奈」と同一人物である可能性が高く、まどかとの因縁めいた展開になることが予想されている。

なお、魔法少女綺譚外伝では、4人の中で猛烈なツッコミ役を果たしている。ややボーイッシュな口調で話すのが特徴。もう一つの外伝では別作品のオリキャラと恋仲であるのだが・・・


大和ミサ

緑髪ポニーテールの魔法少女。身長183cmの怪力タイプ。一人称は「オレ」で、豪放磊落な性格が見受けられる。魔法少女綺譚外伝での彼女の扱いは完全に大喰いキャラかつ筋肉馬鹿で、何だか井ノ原真人を見ているようである。座右の銘は「エンジョイ&エキサイティング」で、完全にワイアルドの影響を受けている。

長身を活かした格闘戦を強みにしており、今まで多くの魔法少女を葬ってきた。かなりの力押し戦法でありながら、佐倉杏子とのバトルを圧勝するほどの実力を持つ。とはいえ、かませ犬の形で酷い扱いを受けた杏子のファンから苦情が出たことは容易に想像がつく。

自然を我が物にし、破壊活動を続ける人間に失望しており、さらに瑠奈や麻衣の理想に対しても冷めた見方をしている様子。

後にフォレスト氏の『魔法少女あすみ☆マギカ』にゲストとして登場。なお戦果は…


時雨麻衣

蒼髪ロングで、赤い貴族服を着ている魔法少女。武器は妖刀で、毒や呪いを含んでいるため、斬りつけた相手に毒で更に追い打ちをかける戦法をとる。魔法少女綺譚外伝における口調は完全に育ちの良いお嬢様タイプだが、同時に白井りえの姿を見て性的興奮に満たされている変態淑女のイメージも見受けられる。外伝では完全に、大和ミサの保護者的な役割。百合夫婦の想像も進むいい関係である。なおれいと色が被るのは気のせいだろうか。

作者曰く「彼女とはいい酒が飲めそう」。作者考案のキャラなのだから当然といえよう。

前線参謀を務めており、その策謀により容赦なく版権キャラを直接的、間接的に殺してきたことから、多くの読者から嫌われている。その一方で、彼女が契約に至った経緯を記すエピソードはあまりにも暗すぎる。


白井りえ

白髪ロングで白服、10歳の魔法少女。武器は精神攻撃から吸収・反射までを行える、用途の広い鏡一つ。寡黙タイプで口数は少ないことから、設定がもろに神無と被っている。時雨麻衣に(性的な意味で)狙われていることから、瑠奈に守られるのは日常茶飯事である。鏡を使用して攻撃を跳ね返したり、調べ物をしたりという芸当が行なえる。なお、身体能力は人間の平均以下である可能性が高い。

親がおらず、孤児院で苛めを受けていたところを瑠奈に助けられた。その恩から、瑠奈のことを実の姉のように慕っている。


提督達

何れも艦これ世界の住民。

他の作品のキャラクターも混じっているが姿が同じの別人に等しい為、ここではオリジナルキャラクターとして扱う。

本田さくら

本田菊

土方竜

堤マキ

トラック泊地に司令部を置く元帥。

明るく気さくな性格で誰にでもフランクに接する。

土方を咎めた後に家族艦隊に土方の蛮行を謝罪した。

彼女の艦隊は明らかにされていない。

那珂の視点から描く過去編では怪しい動きが見えるが......?


次の項目よりネタバレ注意





























桜花レイカ

第25話から登場。レイのもう一つの人格、つまり二重人格だったことが判明し、高町家惨殺事件も全国で起こっていた爆撃事件もレイカによる犯行だった。

キュゥべえの考えに賛同し、積極的に感情エネルギーを集めている。これまでレイカが起こした事件も全て人から感情エネルギーを採取するためのものであり、その為に人が死ぬにはどうとも思っていない。

性格も冷淡で感情がこもっていない。人間版キュゥべえのようである(キュゥべえからもボク達に近いと言われている)。戦闘能力はすこぶる高く、銃器の扱いに長け、連合のメンバーを全滅寸前のところまで苦しめた。

だが、第28話で激戦の末、倒されたかと思いきや第36話で生きていたことが判明。現在進行形で連合を苦しめている。

そして第62話(後編)で更なる衝撃的な事実が発覚する。

なんと、桜花レイという人間は初めからいなかったのである。全ては桜花レイカという人間の芝居でしかないのであった。第9話~第28話を読み返してみると、このことに対する伏線が事細かに書かれている。

桜花レイというのは魔法少女となり、感情エネルギーを集めるために残虐な行為を繰り返してきたレイカの心の中に存在する最後の良心であった。それを断ち切る目的で魔法少女連合に入り、幻覚の見せるキャラクターを演じ、そして死ぬというシナリオを全うした。全てはレイカの掌の上で踊らされただけにすぎなかったのである。

固有魔法は銃器の精製、そして干渉。彼女にかかれば、魔法少女の固有魔法を封じることも朝飯前のようだ。とはいえ、神名あすみと相性が悪いのを見ると、無敵というわけではなさそうだ。

彼女がこうなったのはカレルカレンが切欠の様だが……。


カレルカレン

物語の裏で暗躍する謎の少女。

能力は念力、瞬間移動、洗脳と上げだしたらキリがない程の超万能チート女。

サイコパスであり、罪悪感という物がない。

故意的に豹変を起こす等、物語の重要なファクターとなる「豹変」とも密接に繋がっている事が伺える。

「世界を混沌に染め上げる」という目的の為に様々な暗躍をしている。

堤マキの正体も彼女であり、艦これ編で舞台となる箱庭を創り上げたのも彼女である。艦隊もそもそも存在すらしていなかった。

第三部では彼女が人間であるのかさえ怪しい発言が飛び出した。


カーチャ

第三部より登場した謎の少女。少なくともカレルカレンの同類である事は分かっている。

カレルカレン同様超万能。

機械の様に無機質な性格の持ち主。

精神的に追い詰めるをモットーとするカレルカレンとは異なり彼女の場合は直接破壊行動に移す。

超万能な為、戦闘力は非常に高く、連合が全員で掛かっても、涼しい顔で壊滅させた。


設定・用語


本作における作品の扱い

魔法少女綺譚は複数の作品によるクロスオーバー作品だが、扱いが良い作品とそうでない作品の差が激しい。

例えば「蒼き雷霆ガンヴォルト」は頻繁に登場するが、「ストライクウィッチーズ」は登場頻度が低いのが挙げられる。

また、「Caligula」は初期の方ではよく登場していたが、ある日を境にぱったりと出番が無くなってしまっている。

扱いが良い作品でもキャラクターの扱いが良いとは限らず、先ほど挙げた「ガンヴォルト」でも主人公であるガンヴォルトや七宝剣がよく登場するのに対し、フェザーはあまり登場しない。それ所が、オリジナルキャラクターに皆殺し(一命除く)にされてしまう始末。

また、最近は版権キャラクターよりもオリジナルキャラクターを活躍させる事が多く、各作品の扱いが悪くなっている。


残酷な映写

上記の記述だけを読むならば作品の扱いが粗いがスパロボのような印象を受け、より多くの客層を見込んでいるように見受けられる当該作品ではあるが、実際は脚本家と作者の作風が近いまどマギの世界観が強めであり、クロスアンジュがただのエロアニメに見えるレベル、というか近年のアニメでは放送できないハートフルボッコ展開が待ち受けている。


・突如人が別人のように変わる「豹変」という現象

・悲惨な死に方をするキャラクター達。メインキャラクターであっても容赦なく死ぬ

 ・一番印象深いのがナイフで滅多刺しにされた挙げ句、心臓を握りつぶされたバーミリオンや原型を留めないほどぐちゃぐちゃに潰されたイェソドだろう。

・シードレスの悪人への凄惨な仕打ち

・フェザーが壊滅し、モニカ達が死亡

・カレルカレンに皇神を乗っ取られ、スラム街に流れ着いた紫電

・色々とあり、誤解したシアンから「大嫌い」と告げられるガンヴォルト

・喫茶翠屋の爆撃事件により高町なのはの家族が全員死亡

・家族を亡くしたなのはは個人攻撃等の過剰なストレスで自律神経失調症に陥り、半ば薬漬けの生活に

・しかもなのはに個人攻撃をしたのは豹変したスバル・ナカジマである。

・宮藤芳佳がネウロイに撃墜される。一命を取り留めるが記憶喪失

・カレルカレンの策略により裏切りの連続を味わった挙げ句、幻想郷を滅ぼされかける霊夢

・パラサイトフュージョナーに寄生された柚子に殺されかける遊矢

・パラサイトフュージョナーが蔓延。世界を跨いだ大勢の住民がアカデミアの戦士となる

・負の感情を増幅されたバーミリオンによりティとミューズが死亡。ミリアは左手を失う程の重症を負う

・↑の歴史改変を何とか止め、本来の結末に導いても、豹変したミューズによりティが殺害、カレーの肉にされ、ミリア=C22は執拗な暴力と精神攻撃により精神が壊れ、笑いながらミューズを惨殺

・仮想現実に閉じ込められた挙げ句、過激な精神攻撃を加えられるセレス

・暴走したバイオレットに殺されるアイリス

・那珂への陰湿且つ徹底的ないじめ。最終的には轟沈

・月島さんにより記憶を書き換えられ、主人公達に牙を向く仲間達

・第一部に置けるシトラスの扱いの悪さ

・色々あって世界中の皆さんに責められるシードレス達


というまさに血だまりスケッチ状態である。そのため、特にリリカルなのはのファンから「原作レイプ」「なのはにトラウマができた」という批判の声が根強い。

第二部では


・開始早々今まで現実だと思っていた自分をとりまく仮想現実が崩壊するシトラス

・ティやミューズを始めとする今までの死者達がカレルカレンの僕としてかつての仲間達への憎悪を植え付けられた形で蘇生。第二部の主な敵となる。

・豹変したまどかに罵倒されるほむら

・誤って現実を滅ぼしてしまい、独りぼっちになった挙げ句、かつての親友からその命を狙われるμ

・底知れぬ憎悪からか、狂い果てていくアリア

 ・そして彼女に壊される帰宅部ルートのアリア

・豹変したホドが危険なアブノーマリティを解放。これによりセフィラがアブノーマリティに襲われて死亡する事態に発展

・↑の事を問われ、Lobotomy社から解雇された管理人X

・カレルカレンに操られた妹とノワそして玉ころに苦しめられるアキュラ

・カレルカレンの策略により内部崩壊が起きるエデン

・今まで現実だと思っていた世界が箱庭の小さな世界。その上家族だと信じていた人物達「沈黙の艦隊」に襲われる家族艦隊

・沈黙の艦隊の正体が死亡したセフィラを再起動させた物

・カレルカレンにより指名手配され、様々な存在から追いかけ回されるシードレス


等のさらなる陰惨な展開、そしてこれまでの主人公勢が戦う意義を見失うという局面にまで立たされている。

更に第三部では初っ端から主人公勢が全滅。更なる鬱展開に期待がかかる。

虚淵玄と同属性の物語を突き詰めるとバッドエンドになってしまう陰鬱なストーリー作風を持つ作者が一切妥協しなかったらどうなるかを証明したある種の意欲作と言えよう。読んでみて拒絶反応を出した人はアンチ虚淵玄・アンチクロスアンジュの人やヘイト創作の作者の気持ちと主張を少し理解出来るかもしれない。


その一方で


・精神的に傷ついたなのはを必死に励ますフェイト・テスタロッサの献身的な姿勢

・記憶を失った芳佳を「新しい隊員」と捉え、自己紹介をし直す坂本美緒たちの振る舞い

・愛を胸にまどかを正気に戻そうとするほむら

・殺されかけても柚子を救う事を決める遊矢

・どんな逆行にもめげず遂にはシアンの誤解を解いたガンヴォルト。結果的に原作とは異なりシアンは生存した。

・ロロ達を助け出そうとするアキュラ

・兄と共にどんな困難にも立ち向かっていくと宣言したパンテーラ

・わずかに残った意思で何とか立ち上がろうとするミリア

・精神攻撃に負けずに脱出しようとするセレス


など、苦難を乗り越えようと努める登場人物たちの勇姿に涙する読者がいることも事実である。


だがしかし


・最後まで正気に戻る事なく死亡する元仲間達

・完全に狂い果て、精神が崩壊したアリア

・大切な家族の一員である沈黙の艦隊達を救う事が出来ず、泣く泣く彼女達を破壊したら、マキ=カレルカレンにより倒される家族艦隊


と挫折し最悪の結末を迎えてしまう者も少なくはない。


なお、シリアスや鬱展開が多いこの作品だが、所々にゆるい展開やハートフルな展開も申し訳程度に織り交ぜられている。果たしてどんな結末に向かうのか・・・。


因みに作者曰く、登場キャラクターの8割は死ぬらしい


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