CV:伊藤美紀
概要
さくらの親友・大道寺知世の母であり、さくらの母・撫子とは従姉妹同士である。
大きなおもちゃ会社の社長を務めており、自宅は大豪邸でボディーガードや家政婦もいる。
幼いころから撫子のことを溺愛していたため、撫子が当時新米教師であった木之本藤隆と16歳で結婚する際には親族の中でも一番反対しており、自分から撫子を奪ったとして藤隆のことを良く思っていなかった。
友枝小学校の運動会で藤隆と再会した際にも、彼女を若くで死なせたとして彼を責めており、父母参加の100m走で勝負を挑んでいる。
しかし本心では二人が心から想いあっていたこと、撫子が最期までとても幸せであったことを理解しており、撫子が好きになった藤隆のことを認めてもいるようだ。
上述のように撫子への愛は凄まじく、現在でも彼女のことをとても楽しそうに語ったり、思い出して涙したりするほど。
藤隆に撫子も園美のことが大好きだったと言われた際に、
「でも 私が欲しかった『好き』じゃなかったわ」
と言っていることから、撫子への愛が友愛や家族愛ではなかったことがうかがえる。
撫子の娘であり母親に似ているさくらのこともとても可愛がっている(もちろんさくら自身のことも気に入っている上でだが)。
知世に髪を伸ばさせたのも、撫子と同じ髪型にさせたかったからとのこと。
祖父・雨宮真嬉がひ孫であるさくらと会う際には、さくらに隠れて彼の手伝いもしている。
余談
- 高校生の時点では、大道寺姓ではなく天宮姓(※)だったようだが、作品内では夫について語られておらず、知世が父親について語ったこともない。
- 知世がさくらに、園美の足の速さについて訊かれた際、高校生の時に国体の選手だったらしいと答えている。
- 撫子の結婚式のときの桜の花のブーケを今でも持っており、知世の“大事な物”も含めて「盾」が守るほど大切にしている。
※真嬉の名字が単行本新装版で「雨宮」から「天宮」(ふりがなは「あめみや」)に変更されているが「雨宮コーポレーション会長」と紹介されていたりと、正式にはどちらなのかはっきり分かっていない。