概要
『カードキャプターさくら』に登場するクロウカードの一種。
英語名は「THE SHIELD」、漢字名は「盾」。
実体化すると大きな片翼をかたどった盾の姿をとる。
防御のカードであり、物理的な攻撃だけでなく魔力を弾き返すことも可能。
盾本体で直接防御するのではなく、対象の周囲に本体を中心としたドーム型の結界を張る。閉じ込めるわけではないため、ドームの中からは自由に出ることができる。
また、使用者がその場を離れても「盾」の効果は残り、対象を守り続けることができる。
ケルベロスによれば性格は良く、意地の悪い真似はしない。
より大切なものを守ろうとする性質があり、使用者の「守りたい」という想いが強いほど防御力もより強くなる。
対の存在である「剣」との間には、「カードの絵柄では鎖で縛られている」「(原作のみ)クロウカード時とさくらカード時とでデザインが大きく異なる」といった共通点がある。
作中では
クロウカード編
原作・アニメ共に、さくらが知世の家を初めて訪れたエピソードで初登場。
知世とその母・園美の大切な物が入った箱を守り、開かないようにしてしまっていた。この時は、知世が箱の鍵を鍵穴に入れようとしても弾き飛ばされてしまっている。
さくらが使った「剣」に切られたことで本体を現し、封印された。
さくらカード編
原作ではエリオルとの最終決戦時に、アニメではケルベロスと月が仮の姿に戻れなくなった事件の際にさくらカードに変えられている。
特に後者では、自宅に届けられたカニを見たさくらが「カニ→甲羅→中身を守ってる→守る」と連想し、ケルベロスと月に干渉している魔力(=エリオルの魔法)から2人を守るために「盾」を使うことを思いついている。
さくらの読みは的中し、2人は無事に仮の姿に戻ることができたのだった。
劇場版第2作『封印されたカード』
「無」に奪われたさくらカードの最後の1枚がこの「盾」であった(「名前のないカード」を除く)。