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ルートヴィヒ・ヴァン・ローゼンクランツの編集履歴

2019-01-28 09:59:39 バージョン

ルートヴィヒ・ヴァン・ローゼンクランツ

るーとゔぃひゔぁんろーぜんくらいつ

ルートヴィヒ・ヴァン・ローゼンクランツとは、lightが製作したPCゲーム「Dies irae ~Interview with Kaziklu Bey -」の登場人物。

「永遠に明けない夜を望んでいるのか……浅い男だ」


概要

1944年、カチンの森で続発する怪異を巡ってヴィルヘルムらと出会った謎の男。

バチカンの特殊工作員を自称しており、黒円卓に対して友好的。

誰に対しても気だるげな表情を見せる反面、ラインハルトのような大物にも物怖じしない。

ただし、クラウディアが侮辱されると冷静さを失って言葉を荒げる等、クラウディアにだけは明確な好意がある。


クラウディアはルートヴィヒをルイと呼び、聖槍十三騎士団・副首領カール・クラフトメトシェラと呼ぶ。


技術

カチンの森の怪異によって仲間を全員失ってしまった。

しかし、ルートヴィヒの工作員としての力量は相当なもので、聖遺物の使い手であるヴィルヘルムに気付かれずに背後を取っていたほど。

さらにその対人能力はかなり高く、カチンの森へやってきたソ連兵の小隊を一人で片づけてしまった(クラウディアに配慮して殺しはしなかった)。


以下特大ネタバレ



























































































































































































正体

その正体は当代の神の眷属である『闇』

元々はカチンの森の地底に眠っていた存在で、ルートヴィヒというのはそこに入り込んでいたバチカンの工作員。元のルートヴィヒの記憶・技術・容姿をそのまま乗っ取り、『闇』が擬人化した者が作中のルートヴィヒである。

一夜の闇でさえ地球の半分を覆う巨大さとそれが那由多の年月を重ねた闇の神威である。

全体的な色調は、終曲を発動した際の藤井蓮と似通っている。


テーマ曲は荘厳さと決戦の雰囲気を感じさせる『Methuselah』


来歴

当代の神が流出した当初、すなわち神が若々しかった頃、世界には神の力の一端である神秘が溢れていた。時代が経るにしたがって神が老いていくと、『闇』の仲間である世界中の神秘達はその力を衰えさせ、姿を消していった。

しかし、『闇』だけは何故か消える事がなく、意識を保って彷徨い続けていた。



彼は吸血鬼や食人影など闇から派生したありとあらゆる様々な形を取ってみたが、どれもしっくりこない。

何かが違う。

一体自分は何故生きている?一体何を求めている?

それに答えた男、その名はテオフラストゥス・ホーエンハイム(パラケルスス)という魔術師。

メトシェラは当代の神に最も近い存在であり、故に誰よりも「諦めが悪い」のだと。

彼らは互いに「メトシェラ」「水銀」と呼び合い、友誼を結ぶ。



数百年後、再び再会したメトシェラが願ったのは「世界が終わるその日まで一緒に過ごしてくれる伴侶が欲しい」という事。

そして、「命の短い人間の女性を、自分と共に世界の終わりまで生かす」にはどうすればよいかと問うメトシェラに対し、「今まで自分が採った事のある姿にまた成ればよい」と魔術師は答える。

目的成就のためにカチンの森の地下で「吸血鬼」として機会を待ち続けていた結果、運良くクラウディアという天使を見つけてしまい、Interview with Kaziklu Beyでの事件を起こすのだった。

しかし、この事件すら双首領の言う「既知感」が晴れる事は無く……。


能力

聖槍十三騎士団の面々とは異なり、永劫破壊(エイヴィヒカイト)は使用しない。しかし、ルートヴィヒの使用する力は神の力の一端であるので、こちらこそ本家の技とも言える。

性能的に創造位階の半歩上との事である。


聖槍十三騎士団の中では(強引に力押しで倒せてしまう双首領を除き)マキナのみが有効打と成り得る。その他の団員ではルートヴィヒを倒す事はほぼ不可能であり、マキナですら後述の技の影響で勝つのが厳しい。

ただ、作中ではとある特異な状況によってヴィルヘルムは拮抗できた。


ちなみにルサルカ「完全な闇の中では食人影が使えない」という設定が活かされた貴重な相手だったりする。



※術技名は基本的に正式名称不明ですが、とりあえず外部サイトのものを使用。


夜の移動

彼にとって、この星に存在する闇そのものが己であり、手足も同然。

夜はもちろん、日中でも、人工の照明下でも、光を遮る物さえあればそこは彼の体

洞窟の中、深い森、建造物の裏はもちろん、人間を含む全生物の足元に這う影さえも。

そんな彼が意図して力を揮いつつ、自儘な移動を続ければどうなるか?

飛翔する彼に合わせる形で、世界の夜が移動する。

別に天体の自転に狂いが生じたわけではない。むしろさらに荒唐無稽で、戦慄を促す現象。

本来、まだ朝が来るべきではない領域から、闇のすべてが剥ぎ取られる。

そこは陰陽どちらでもない虚無と化し、すなわち消滅してしまうのだ。

ゆえに彼が、東へ西へ――もしも野放図に全球を一周すれば、それだけで世界は滅びる。

彼にそのような真似をする気はないものの、可能な力を持った存在なのは確かだろう。


闇の圧力

彼の正体はこの星に存在する闇そのものが擬人化されたもの。 存在そのものが魔術を超える超古代の奇跡である。

吐く息、視線、そしてもちろん言葉にも、現代の常識を覆す神秘の力が宿っているため、彼は彼を中心に蠢く闇の全域へと、声を届けることができる。その際に、神威と呼んで差し支えないルートヴィヒの圧もまた周囲に伝わるのである。

普通に話すだけなら問題ないのだが、もしその時、厳かにでも告げてしまうと、密度を増した闇の圧力によって大変な影響が出る。


昼行性に生まれた者の本能として、人は皆、暗がりを畏れる。夜を愛する者たちでさえ、恐るべき概念だからこそ畏敬を捧げ、讃えるのである。

たった一夜の暗黒だろうと、闇に彷徨うのは恐ろしい。そう、たった一夜であろうとも。

しかし、ルートヴィヒは久遠に生きる既知世界の最長老。 何千、何万、那由多の年月……無限に等しい夜(やみ)から成る存在なのだ。

一夜どころでは無いその深すぎる夜の一端にでも、人間が触れてしまえばどうなるか。許容を超える深淵に精神が崩壊する。


作中ではその日、欧州を中心とした世界の半分が恐慌状態へと墜落した。

自殺者、発狂者は数知れず、闇の波動に呑まれた者らは後世まで呪いを残す悪夢を孕んだ。

見れば、聞けば、読めば狂うと噂される芸術が萌芽して、子宮に揺蕩う多くの胎児がノアの子供(アルビノ)へと変わっていく。

誰も彼も、皆が皆、メトシェラの夜に震え上がった瞬間だった。


表裏一体の影

相手が放った攻撃を闇に吸い込み、そのまま相手の足元の影から吐き出す術技。

闇そのものである彼にとっては、鼻から吸い口から吐き出すという文字通り呼吸程度の次元でしかない。

核を凌駕する熱量で一国が灰燼と化すグラズヘイムの光線すら跳ね返せる。


闇の顎

自らを取り巻く闇を魔獣の顎へと変化させ、敵対者を捕食する術技。

牙の一つ一つが、百日分もの夜を凝縮しており、その威力は雷速剣舞・戦姫変生を発動中のベアトリスの左腕を丸ごと毟り取る程。


闇の牢獄

自らを取り巻く闇を射出口に変化させ、一塊を射出し対象の眼前でそれを球体上に変化させ、包んで押し潰す術技。

幕引きの一撃を危険視したルートヴィヒが、マキナを封殺するために使用。

千四百年に相当する五十万の闇を使用しており、闇の球体は個々が独立しているので一撃で全滅する事はなく、五十万発の幕引きをしなければ脱出不可能な状況にマキナを追い込んだ。


悠久の夜

自らが歩んできた夜の時を高速で回す、すなわち周囲の存在の経過年月を超加速させる術技。

凄まじい時の加速に万物はついていけず、人体の場合一瞬で塩のように風化して崩れ、戦車や戦闘機といった無機物は錆に覆われ自壊する。

グラズヘイムの死者や、黒円卓の使徒ですら例外ではなく、肉体がそれに耐えたとしても、魂がそれを察してしまった場合自死衝動に潰されるか、魂が朽ちる事となる。

二千年の時が経過した時点で、黒円卓とグラズヘイムの総軍は崩壊寸前まで追い込まれ、ラインハルト・ハイドリヒの頬にヒビが入るという大戦果を成した。


ちなみに神座万象シリーズ内で(創造位階以上の)ラインハルトに傷を負わせられた例は、ルートヴィヒに加えて盟友の代替盟友、ラインハルト自身、最凶最悪の邪神といった神格のみである。


闇の極光

見渡す限りの空一面に、闇色の極光を発生させるルートヴィヒの切り札。

予備動作だけで大陸すら沈没させる津波のような凄まじい何かの降臨を予感させる圧倒的な破滅の光景を創り出した。

……なのだが、作中ではとある理由で発動前に阻止されてしまった為、その全貌を窺い知る事はできない。


詠唱

作中の詠唱はボイスに効果がかかっており、文字も意味不明なものが描かれている。

当代の神と同じくラテン語の格言が詠唱の元ネタである。


表裏一体の影

Gloria virtutem tamquam umbra sequitur.

(栄光は影のように美徳に従う)


闇の牢獄

Nihili est qui nihil amat.

(何も愛さない者は、何の値打ちも無い)


悠久の夜

Initium sapientiae cognitio sui ipsius.

(自分自身を知る事が知恵の始まりである)

Nihil difficile amanti.

(恋する者には何事も困難ではない)


闇の極光

Fortes fortuna adjuvat.

(運命は、強い者を助ける)

Magna voluisse magnum.

(偉大なことを欲したことが偉大である)





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