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未央(どろろ)の編集履歴

2019-02-17 00:15:34 バージョン

未央(どろろ)

みお

手塚治虫が描いた「どろろ」の登場人物。

概要

2019年アニメ版&PS2ゲーム版では、名前が『ミオ』表記。


戦で焼け出された子供達を荒れた御堂で世話していた少女。

心優しい美少女で、百鬼丸が唯一想いを寄せていた女性だった。

時系列が物語開始以前(百鬼丸がどろろと出会う前)であり、後述の理由で既に故人である。

百鬼丸と親しくなるものの、お堂を明け渡すようにとの侍の命令を拒んだため、兵士達に子供達もろとも殺されてしまう。直後に兵士達が百鬼丸の逆鱗に触れて全員皆殺しにされてしまった。

彼女の死は百鬼丸の心に深い影を落とし、彼女との交流で温かい心が芽生え始めていた彼を死人同然の冷たい存在へと変えてしまった。


1969年版アニメでは第2話に登場。

尺の都合でストーリーが短縮されているものの、原作通りの末路を辿っている。


ゲーム版では原作の『どんぶりばらの巻』にあたるエピソードで登場。

原作と違って時系列が現在である。最期は百鬼丸を庇って敵の攻撃で命を落とす等、どちらかというと原作のお米(およね)に近いポジションである。


赤い花 白い花

2019年版アニメ『どろろ』では5話~6話に登場。

こちらも時系列は現在であり、どろろや琵琶法師とも交流していた。


戦で親を失った戦災孤児らの世話をしており、怪我をした百鬼丸の手当をしてくれるなど、乱世にあっても慈愛の心を失わない優しい少女である。

歌が得意で、聴覚が復活したばかりで音に怯えていた百鬼丸も、彼女の歌声には心を癒されていた。


本作では孤児たちを養うために売春紛いのことをしていたという設定が付加されており(原作でもそれを匂わせる台詞がある)、夜になると侍たちの陣屋に行っては男たちの慰み者となり、食料や薬を得ていた。しかしそんな苦しい生活の中でも、いつか平和な土地に子供たちと移り住み、そこで自分達の田畑を耕して暮らす未来を夢見ていた。


しかし「早く別の土地への移住費を稼ぎたい」という焦りから(百鬼丸達が居候に加わり、更に苦しくなった生活を支えるためという説もある)対立する陣営に挟まれた土地でそれぞれの兵士を相手にしたことで醍醐陣営に間者疑惑をかけられ、子供達ともども殺されてしまう。


その後の大筋は原作通りであるものの、怒りで我を失った百鬼丸をどろろが制止する等、原作と異なるシーンも描かれている。


彼女の優しい唄声に見送られるように哀しみながらも前に進む百鬼丸とどろろだった。


余談

ヤングブラック・ジャック』で、百鬼丸は百樹丸雄という名の医者として登場しており、未央もその婚約者として「澪(みお)」という名前で登場する。


声優

1969年アニメ版:武藤礼子

PS2版ゲーム版:牧島有希

2019年アニメ版:水樹奈々


関連イラスト

守子唄の巻


関連タグ

表記ゆれ:未央 みお ミオ ミオ(どろろ)

CPタグ:百みお

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