ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
の編集履歴2019/02/23 21:55:18 版
編集内容:誤った内容も多かったので全体に修正
センシティブな作品

生物の消化管から排泄される固体状の排泄物。俗称として「うんこ」「大便」などがある。医学的には便の名称を使う。

詳細

主成分は腸から出た垢と腸内細菌とその分泌物。人間の消化酵素では消化できなかったものは食べた時のまま出てくるが、食物の残りカスは比率としては1割程度と少ない。排泄される際に排泄が楽になるように潤滑性のある腸液分泌される。腸液はアルカリ性なので糞も苦い。

便は腸のバロメーターと言われており、便の状態で健康状態がある程度わかる。ここでの健康状態は、「正常か異常か」であって「健康か不健康か」を言うものではない。便で異常だとはっきりわかる(血便とか)ならば直ちに病院に行くべきである。

消化された食物によっても臭いが変わる。野菜や果物しか摂取しない人の糞便はそれほど臭くなく、肉(とくに牛肉)を多く摂取する人は臭くなる。

草食獣(ウサギとか)は草を主に食すので悪臭は比較的少なく、コアラの糞などはユーカリのよい香りがする。とはいえなどを飼う牧場では悪臭も馬鹿にならず、公害問題として取り上げられることもしばしば。

用途

昔、農業用の肥料として使われていた。ただしそれは糞尿を数ヶ月かけて発酵させた下肥を水で薄めたもので、糞尿を直接農地へ撒くわけではない。十分に熟成させた下肥は悪臭がなくなり、寄生虫卵なども死滅するという。直接糞尿を田畑に撒くと強烈な悪臭はもとより害虫を呼び寄せ、病気(作物と人間の両方)の原因になると思われる。また下肥だけだと窒素分が多すぎて栄養バランスが悪いため、必ず堆肥と組み合わせなければならない。現在では衛生上の問題から下肥は使われない。

下水道に流入した有機物(糞尿など)は微生物とその代謝物の塊(活性汚泥)に食わせて処理するが、余剰の汚泥が厄介者で、かつてはそのまま埋め立てるか、焼却した後埋め立てるかしかなかった。現在は汚泥の焼却灰は主に土壌改良材やセメント原料、路盤材に用いられるほか、燃料に使われることもある。汚泥の焼却に使う燃料には、処理過程で発生するガスが用いられる。

当然だが食べられるようなものではない。上記のウサギやコアラのように糞を食べる動物もいるが、彼らのはビタミン欠乏を防ぐため腸内細菌で発酵させて再摂取したり(ウサギ)ユーカリを消化できるように親から細菌を貰うために半消化状態の糞を子供は摂取する(コアラ)のであって、人間やの糞などは確実に有害である。腸閉塞などにより便が排泄できなくなると口から糞を吐くことになる。腸閉塞は放置すると腸が壊死し内容物が漏れ出して腹膜炎を引き起こし死亡する。

関連記事

の編集履歴2019/02/23 21:55:18 版
編集内容:誤った内容も多かったので全体に修正
の編集履歴2019/02/23 21:55:18 版