「魅力の本質は人間味だ。いい奴になれ」
CV:櫻井孝宏
ドラマ版キャスト:波岡一喜
プロフィール
あだ名 | 世紀の天才霊能力者 |
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年齢 | 28歳 |
誕生日 | 10月10日 |
血液型 | O型 |
干支 | 子年 |
星座 | 天秤座 |
身長 | 179cm |
体重 | 66.1kg |
長所 | 善良な心の持ち主であるとよく言われます |
短所 | 優しすぎて人を叱るのが苦手だったり・・・ |
特技 | 人をだま…人の相談に乗ること |
趣味 | ネットサーフィン |
好きな食べ物 | ラーメン、焼肉 |
嫌いな食べ物 | 特になし |
好きな音楽 | 職場で流すときはクラシック |
好きな映画 | B級の映画を流しながら寝るのが贅沢です |
座右の銘 | 安全 |
最近ハマっていること | 植物を育てること |
一言 | ご依頼、ご相談、いつでもお待ちしています。 |
概要
偽名のような胡散臭い名前だが、本名。
『霊とか相談所』という心霊相談所を営んでいる自称霊能力者。
影山茂夫(通称モブ)を弟子兼バイトとして時給300円で雇い、彼に「師匠」と呼ばれている。
人物
霊能力者を自称するが、その正体は偽霊能力者。人に危害を与えるほどの強力な悪霊なら視認できるものの、悪霊に対抗するための超常的な力は一切持ち合わせない。
持ち込まれる依頼を「悪霊の仕業」とこじ付けて請け負い報酬を得ている詐欺師。実際の除霊はモブに任せきりである。
『ソルトスプラッシュ』『呪術クラッシュ』『盛り塩パンチ』など数々の必殺技を持ち、相手が何であろうと物理的手段で立ち向かう。無鉄砲だが一応その都度の勝算は踏まえている模様。
詐欺まがいの商売を営んでいるが、請求金額は至って良心的(同業者である本物の霊能者が驚愕するほど)。依頼人が抱える問題は基本的に解決に努め、その報酬も納得がいく結果が出せなければ受け取りを拒否するほど。また一般的な詐欺師のように高額商品を売りつけたり金をせびることはせず、他人を陥れて不幸にすることもしない。
霊能力以外では多方面において優秀。依頼解決のため整体術やパソコン編集など様々な技術を身につけている。また持ち前の能力として洞察力や処世術に長け、相手の僅かな言葉の食い違いで嘘を見抜いたほど。特に話術においては弁論で負けたことがないほどの自信があり、ハッタリで相手を丸め込むこともしばしば。
その他、「全日本モグラ叩き選手権ベスト4」、「少林寺拳法緑帯」、「男子バレー部仮入部経験者」等の多彩な経歴(自称)を持つ。
戦闘能力も皆無というわけではなく、刃物を持った男に対しても臆せず「チーズバーガートルネード」というアッパーカットを浴びせていた。
事務所を立ち上げたのは四年前。それ以前は会社勤めをしていたが「飽きた」ため辞めた。
ドラマ版では上司に責任を押し付けられてリストラされそれを転機に事務所を立ち上げたことになっている。
酒に非常に弱く、レモンサワーアルコール抜きで酔っぱらう。
モブとの関係
三年前、当時小学生のモブが超能力について相談に来た際に、「力の使い方を教えてやる」という体で彼を弟子兼バイトとして雇う事にした。
業務にモブの超能力を利用する一方で、中学生という多感な時期にあるモブの相談には親身に応じており、彼の成長に良い影響を与えている。モブが現在自戒しているルールも霊幻の教えによるものである。
強大な力を持つモブを「大人が庇護すべき一人の子供」として扱っており、モブを支える保護者としての側面を持つ。たとえ危機的状況においてもモブの力に一任しようとはせず、大人としての責務を果たそうとする。
これらのことから、モブには「霊能力者」としては半信半疑に思われながらも人生の師匠として慕われている。
長らく師弟関係は不動のものだったが、物語が進みモブが精神的に成長した頃、ある変化が訪れる。
解決した案件の一部(ネタバレ注意)
ワンクリック呪い
ネットサーフィンで最近肩が重く感じるという依頼者を呪いによるものと断定。「呪術クラッシュ」で肉体疲労の負担をほぐし、解決に導いた。
骨井戸トンネルの悪霊除霊
有名心霊スポットであるトンネルの除霊に挑み、強力な悪霊を退治。雑魚の除霊は全てモブに任せた。
都市伝説退治
様々な都市伝説の集まる街に出向き、噂の正体をさぐって解決にみちびいた。
彼自身の手による主な成果は、犬に落書きをした悪ガキを叱りつけた事と汚れた犬を洗うこと。
「爪」第7支部壊滅
連絡が取れないモブを探しに支部の建物に単身潜入する。爪幹部たちに包囲され、周囲がモブの超能力に頼ろうとする中、唯一モブを戦わせようとせずに大人として彼を守るべく奮闘した。
この事件以降エクボが視認できる程度には霊感が強くなったが、それ以外の能力は身に付かなかった。
大物ぶった話術と謎のカリスマ性で周囲からはモブ以上の超能力者と思われており、以後も数々の能力者に頼られる事になる。
他にも相談所に訪れた依頼人の様々な悩み(ほぼ心霊現象とは無関係)を自力で解決している。
余談
・原作者ONE氏はモブサイコ100について
「当初は霊幻を主人公としたギャグ漫画を描く予定だった。その後人と人との関係性を描きたいと考えて、新たな要素として超能力者の中学生を思い付き、現在の形になった。モブと霊幻はダブル主人公のような立ち位置にある。」
という旨の発言をしている。
・霊幻の携帯電話の待受画面はONE氏の別作品「ワンパンマン」の主人公サイタマの画像。またONE氏による漫画では霊幻がリメイク版ワンパンマンのサイタマのファンであることが示唆されている。
・ONE氏による節分イラストでは豆まきをする霊幻を確認できる。(豆をぶつけている相手はONE氏の別作品「魔界のオッサン」の登場人物、ツノ。)
・アニメにおいて次回予告や関連商品のCMナレーションを担当している。その際「正しい判断です」というフレーズが決め台詞のように用いられている(原作では単行本7巻の57話で登場した台詞)。
・常にグレーのスーツを着用しているが、原作では茶髪で黒いネクタイ、アニメでは金茶色の髪にピンクのネクタイと、カラーリングが若干異なっている。
・独りで相談所を営んでいた時はタバコを吸っていた様子だが、モブを雇って以降に喫煙する描写はない。
(アニメ「モブサイコ100」のEDでは霊幻の朝の身支度が描かれており、その際に彼はタバコを吸っている。しかし監督の立川譲氏はTwitterにて「EDは霊幻をメインに。ペイントオングラスという手法で佐藤みよさんが1人作業。油絵の質感で霊幻の色褪せた日常を描きたかったからお願いしました。モブに会うことによって、変化が起こるようにしています。キャラに色が付いていくのは、作品全体のテーマでもあります。」と発言している。すなわちEDにて、最後に霊幻が小学生のモブと出会って画面に色がつく演出は、それまでのモノクロの場面が全て霊幻の過去であることを示している。そのためED内での霊幻の喫煙も過去のことだと思われる。)