概要
都心への直通運転を視野に入れている相模鉄道が、2009年から2013年にかけて導入した通勤形車両。5000系・7000系の置き換えも兼ねている。10両編成5本が在籍。
車体・機器類はJR東日本E233系をベースとしており、相鉄線内の建築限界拡大に合わせて車体幅についてもE233系と同等の2950mmへ変更された。このため、前面や内装などの細かい点を除けばE233系とほぼ同一仕様となっている。車両情報処理装置(TIMS)も搭載済み。
JR線直通列車に使うことを前提に設計された11000系であったが、その後、2019年の相鉄新横浜線開業の際、直通運転用として相鉄12000系が投入されることになり、
- JR線乗り入れのための改造コストと改造期間がかかる
- JR線乗り入れ運用は12000系のみで十分賄える
- 11000系と12000系はそもそも編成の向きが反転している(方転改造などが必要)
・・・との判断に至ったことから、相鉄新横浜線の開業時点では11000系を直通運転に使用することを見送っている。