作品解説
前作「七人の超将軍編」から時は流れ、飛駆鳥大将軍の治世となった時代が舞台。
大将軍の弟でありながらおたずねものとして追われる主人公・號斗丸の旅と、その旅の中で彼と仲間たちの前に立ちはだかる巨大な陰謀との戦いが描かれている。
本作の登場人物の殆どは機動武闘伝Gガンダムに登場するモビルファイターをモチーフとしているほか、「天下人となった兄に追われる弟」「終盤で主人公をかばって命を落とす巨漢の相棒」など、源平合戦後の源義経の逃避行が話のモチーフになっていると思われる部分がある。
登場人物
武者號斗丸(ムシャゴッドマル)
主人公。前作に登場した武威丸が爆流頑駄無(バクリュウガンダム)に師事し成長を遂げた姿で、幼かった前作とは異なり一人前の武者となった。
旅の道中で出会った仲間たちとともに闘覇五人衆となり、魔星率いる闇の勢力との戦いに身を投じる。
最終的には羽荒斗頑駄無(バードガンダム)の助力によって超機動大将軍となり、魔星を倒すも行方知れずとなる。
後のシリーズであるSD頑駄無 武者○伝では新たなる鎧を得、爆王頑駄無(バクオウガンダム)へとパワーアップする。
鉄機武者鋼丸(テッキムシャハガネマル)
爆流が作った鉄機武者(一種の生命体である通常の武者とは異なる、完全なからくり武者)第一号で、號斗丸とともに旅する相棒。
普段は機械とは思えない表情豊かな明るい性格であるが、激しい怒りによって巨大な金剛鋼丸形態へと変形し、自我を失い暴走してしまう欠点を持つ。
関連作品
新SD戦国伝 七人の超将軍編前作。本作の主人公の幼少期である武威丸が登場する。
超SD戦国伝 武神輝羅鋼続編。主人公の天零頑駄無は記憶喪失であり、行方不明となった號斗丸と同一人物なのではないかと疑われていた。