概要
1970年に開催された大阪万博のシンボルおよびパビリオンとして、芸術家の岡本太郎がデザインして建てられたパブリックアート。
全長65メートル。基底部の直径20メートル。
両目はサーチライトになっており、万博当時には照射していた。
万博当時はこの像の建つ場所には大屋根が設置されており、大屋根をぶち抜く巨大な像になったことから岡本太郎と万博に参加した建築家の間で激しい議論になったという。
この大屋根は万博終了後も1976年頃までは残されていた。
エキスポタワーと対になるように配置されていた。
また、万博当時には政治的意図で頂部に登って居座った男がいた。
当初は必ずしも万博終了後も保存するという方向であったわけではなく、一部で撤去、解体の動きもあったが、市民の反対の声や、自身の作品を残すことに拘りのない作者の岡本太郎が珍しく残すことを主張したこともあり、保存されることになった。
万博終了後この機能は電気室浸水で使用不能になっていたが愛知万博前年にプレイベントとしてライトと電源を仮設して仮復旧され、現在はLEDで点灯するようになっている(航空機の眼を眩ませる危険があるので当時より光量は落とされている)。
塔の先端と中央部、そして裏側に顔が付いているのが特徴。それぞれの顔は未来、現在、そして過去を意味する。万博を護る守護神的な意味もあったという。また、万博当時は地下に第4の顔 「地底の太陽」が設置されていたが地下の閉鎖に伴い撤去された後行方が分からなくなってしまった。
党の内部にある高さ45メートルの「生命の樹」には生命の進化を示した模型が展示されている。万博終了後は非公開となり展示模型の多くが散逸してしまったが模型を復元し、内部を補修。
幾度かの限定公開を経て2018年3月19日より再び公開された。(要予約)
また、内部の修復や耐震工事に伴い前述の「地底の太陽」も復元された。
2018年、2025年に大阪で万博で開催が決定し、それを受けて大阪府の松井知事が太陽の塔の世界遺産登録を目指すことを表明している。
太陽の塔ロボ
太陽の塔はフィギュアなどいくつか商品化されているが、超合金となりロボへ変形することになろうとは誰が想像しただろうか。