概要
スラヴ神話における太陽神であり、火の精霊あるいは火を司る神。
その名は“輝き清い”という意味で、天空神、主神とされる場合もある。
ダジボーグやスヴァロギッチ(スヴァローグの別名とされる場合もある)を産んだとされ、かつては全宇宙を支配していたが、その後、万物を創造する至高の力を息子たちに譲り渡したとされる。
また、いくつかの神話によれば自分の口を鋤のように使ってただ耕し、人間に恵みを与えた。深い溝を作ってあの世とこの世を切り成す事もできたとされている。
そのほか、民間伝承では火の龍として伝えられているものもあるらしい。
なお、ギリシャ神話の炎と鍛冶の神・ヘパイトスと同一視される場合もあるとされている。