シノルニトミムス(Sinornithomimus dongi チャイニーズオルニトミムス・中華古生物学の名士ドンチミンへの献名)とは、白亜紀の中国に生息していたオルニトミモサウルス類の一種である。
原始的な種に近い。
全長2mで羽毛が生えていたらしい。
植物食で、肋骨の辺りに、「植物を磨り潰す」ものと思われる小石が詰まっており、この種は植物食であったと考えられる。
この恐竜を発見した小林快次の書く、胃石(食物の消化を助けるものとしての)に関する論文が発表された1999年当時まで「胃石をもつ獣脚類」は発見されておらず、論文は『ネイチャー』で紹介されるほどであった。ていうか、小林先生は発見した1997年当時「ワニの方を研究していた学生」で、発掘地へはドンチミン他の発掘プロジェクトのおまけで参加しており、その石はそういうスタッフAが記念に持ってけるようなもので、ソレの発見の契機はペーパーウェイトに使っていたものにあばらの跡があったため(なおワニさんも「バラストとか重りとか」のために石を飲み込むことがある)。
1997年と2001年に発見された際、大量の個体(1997年には幼体が11体で若いのが3体 2001年のは13匹の子供)が、ものすごい密度で埋まっていたことから、彼らは群れで生活していたと思われる。
ただ、若干 発見されたものが「保育園みたいなもの(ペンギンの一種はひよこ時代子供だけでクレイシと呼ばれる集団を作る)」であった可能性もある。