うわさ
鼻歌を歌いながら腕を組む。
客人に対するリッパーの要求には、独特の基準がある。
概要
リッパーとは、アプリゲーム「IdentityV」に登場するキャラクターである。
「リッパー」とは通称であり、本名は「ジャック」。
名前が示すように「切り裂きジャック」をモチーフにしたハンター。
職業:芸術家
容姿
スーツとコートに身を包み、いかにも紳士といった服装をしており、同ゲーム内のハンターの中でも比較的人間に近い見た目をしている。
しかし、白い面を付けているのでその素顔は計り知れない。武器として左手には大きな刃、頭にはシルクハットなど、元ネタを彷彿とさせるアイテムも特徴。
性能
透明化や飛び道具という他のハンターにない独特な性能を有しており、オンリーワンの動きが出来る自由度を持ち合わせているが、通常攻撃の出が余りにも遅く、霧の刃がない時は全キャラ中ワーストクラスの性能になるピーキーなハンター。
霧の刃は距離によって硬直がなくなり霧の刃の上を通ると加速するため非常にチェイスが強くなる。その攻めは脅威の一言。
補助特質の自由度が高く臨機応変に対応する事ができる上、
トンネル(一人を集中狙いする事)が成立した際は無類の強さを発揮する。
これらの要因が重なり現環境トップクラスのハンターに成り得るポテンシャルを秘めており、環境上位の常連といっても過言ではない。
密かに通常攻撃の持続が長いという特徴があり、持続を使ってリーチを伸ばすと言った事も可能。
総じて他のハンターの経験が生きにくく、独自のテクニックを多く要する為、中級者から上級者向けのハンターである。
外在特質(パッシブ能力)
- 寒霧
寒気が骨まで染み入り、霧がリッパーの爪刃に凝集して霧の刃になる。
霧の刃が一定程度溜まった後で、リッパーが攻撃すると追加で霧の刃が発生し、同時に溜まった霧を消費する。
この霧と通常攻撃は別判定であり、同時にサバイバーを攻撃出来る。
テクニックとして霧の刃を少し遠目で当てると攻撃時の硬直が霧の刃は距離によって硬直がなくなり、このテクニックの精度が強さに直結すると言っても過言ではない。
霧の刃は飛行経路に霧エリアを残す。
霧エリア内ではリッパーの移動速度がアップし、霧に隠れるスキルのクールタイムが大幅に低下する。
霧の刃が命中したサバイバーも、移動時に霧エリアを残す為、一回霧の刃が当たったらアイテムを使わなければダウンが確定するという高性能な能力であるが、扱いが非常に難しい。
【相性のいい内在人格】
引き止める
追い詰められた時の切り返しや最後の悪あがきにも使え、引き分けを五分にし、終盤の倒しきりにも有用であり、このハンターの必須パークといっていいほどである。
形態変化/固有スキル(アクティブ能力)
- 霧に隠れる
存在感ゲージが1000溜まることで解放。
濃霧はリッパーにとって最も親しい相棒であり、切ってもきれない関係にある。
大きな動作をしていない時、リッパーは次第に霧に隠れた状態になり、真の無形なる者へと変貌する。
通常攻撃を行わない時は主にこの形態になり、移動が早くなるのでなるべく早くこの状態になろう。
- 幽暗に隠れる
存在感ゲージが2500(最大)まで溜まることで解放。
深い濃霧は霧の都についてより多くの記憶を呼び起こす。
リッパーは素早く霧に隠れた状態になり、かつ霧に隠れた状態での移動速度が上昇する。
衣装(スキン)一覧
UR | |
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金のテンタクル | 邪眼の宿主 |
不気味な霧の色に溶け込んでいくうちに、彼は元の形を失ってしまった ── 「リッパー」はどこにもいないようで、どこにでも存在する… | 裏切りの刹那、彼は蘇りし邪眼が自信を深淵の奈落へと堕とし、街を狂乱に陥れるのだと分かった ── しかし、そうだとしても、音もなく全てが封じられるよりはいい。 |
半液体状になった金色のリッパー。 | 電気ビリビリの機械チックに。 |
三途の川を渡る者 | |
彼は霊魂を彼岸へ導く死者。古より伝わるゲームのルールに従う。 | |
ザ・死神というような出で立ちに。 |
SSR | |
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銀のテンタクル | 緑のテンタクル |
この原始的な色合いは世間からそがいされた霧の都の怪人ですら虜にしてしまった。彼はスカーレットで自分を彩るのが待ちきれないのだ。 | この原始的な色合いは世間からそがいされた霧の都の怪人ですら虜にしてしまった。彼はスカーレットで自分を彩るのが待ちきれないのだ。 |
半液体状になった銀色のリッパー。 | 半液体状になった緑色のリッパー。 |
スヴェンガリ | |
彼は表面には表れない真の美しさを見ることができる紳士だ。しかし、彼と共に踊るのは、決して賢い選択ではない。 | |
人間により近い顔立ちに。もしかしたら、これがリッパー自身の素顔なのかもしれない。 |
SR | |
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パティシエ | 理髪師 |
この結婚がどれほど荒唐無稽であっても、パティシエはただ心を込めて労を尽くし、前代未聞の食材を取り入れながら驚くほど美しい作品を作り上げる。 | 理髪師はかつて職業、身分、外見を偽っていた…。唯一事実を語るのは左手の抑えきれない衝動だ。 |
薔薇の騎士と色違い。(パステルカラー) | 髪が生え、黒い目が見えるようになる。 |
霧のミサゴ | 赤い鴉 |
霧がかった航路や港で、それ…あるいは彼に出会いたいとは、永遠に思わないでしょう。 | 濃霧の港には、時折このような得体のしれない艶やかな色が現れる。 |
襟元が鳥の羽っぽくなった、薔薇の騎士の色違い。(黒色) | 霧のカサゴの色違い。(帽子と服が赤色。ネクタイが黄色。爪が金色) |
エイの航海士 | 冷たい航海士 |
彼は終始諦めなかった。邪魔な蝶を海底に沈めることが船長の目を覚まさせる最良の方法だった。しかし、最後にあの秘宝を代償にしたのは少し痛い。 | 彼はどんな人間にも甘んじない。特に退屈な情や愛に陥った船長には。 |
薔薇の騎士の色違い。(襟元の一部が水色&左手がやや赤色) | エイの航海士の色違い。(水色) |
Blackjack | |
「ブラックジャック」5勝報酬 |
R | |
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薔薇の紳士 | 黄銅の紳士 |
誤解しないで欲しい。この薔薇色は赤ワインに似合うためだけだ。その他の液体とは一切無関係さ。 | 赤は警告、緑は息災を意味し、黄色は最も人を不安にさせる。 |
げっそりとした顔に。 | 薔薇の騎士と色違い。(黄色) |
緑の紳士 | コーヒーの紳士 |
たまには葉っぱで手慣らしをするのも、いい暇つぶしだ。 | 紳士はコーヒーの味が分かるものだ。 |
薔薇の騎士と色違い。(緑色) | 薔薇の騎士と色違い。(茶色) |
初期衣装 | ボロい服 |
---|---|
初期衣装。すべてが自然に見える。 | 服がボロボロだ。本当にただゲームをしただけ? |
携帯品
- 不気味なストール
顔が無い霧の都の怪人は、自分の表情をこの不気味なストールにすべて集めた。
リッパ―の左肩から下がるぼろ切れの様な長い布(高身長のリッパーの腰辺りまで伸びている)。初期衣装と同じ色の布に赤い染みの様な物が点在している。効果としては、透明化する際にリッパーの足元から赤黒い靄が発生するようになる。この靄は元々エフェクトにあり、本来は黒い靄が発生する。
- 薔薇の杖(赤)/薔薇の杖(青)
紳士の薔薇の杖を持って、一人一人の淑女に優しく接しよう。
この世に青い薔薇は存在しない。
この深い青色は、不可能をも可能にするという愛の表れだ。
リッパーの腰につく小さな杖で、これまた小さな薔薇が括り付けられている。この携帯品は透明化エフェクトの変化ではなく、風船モーションがお姫様だっこへと変わる物。中国版では結構前に実装されていたが、日本版では実装されておらず「是非実装してほしい」という声が多く上がっていた。そしてついに、バレンタインの日に赤い薔薇の杖が満を持して実装された。第五人格におけるイケメンハンター筆頭のお姫様だっこを喜んだプレイヤーは多く、一時期には「サバイバーを抱っこしても抵抗しない」という報告もあった。しかし他の携帯品とは違い風船モーション中に攻撃が出来ないのでランクマッチや本気の勝負をしに行く際(特にオフェンスがいる時)は携帯しないことをお勧めする。
- ソールイーター
降るたびに、魂を1つ持っていく。
リッパーの衣装「三途の川を渡る者」と同時にショップに追加された携帯品。リッパーの背中に黒の大きな死神の鎌が携帯される。死神という点から考えると「ソウルイーター」と読めなくも無い。訳すると「魂を喰らう者」という感じになるだろうか。効果としては「霧の刃」を使った場合、霧が黒くなり、赤い目の何者かが足元から黒い手を伸ばしてくるものに変わる。さらに、風船モーションで、今度は捕まえたサバイバーの片足を持って引きずって運ぶというエグめのものとなっている。こちらは風船拘束中に攻撃可能。またカウボーイの縄救助が決まりにくいとのうわさ。余談だが、「これは中国版で規制される前の本来の拘束モーションではないか」という推測がなされている。
関連イラスト
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背景推理(ネタバレ注意!)
この先ゲーム内における「背景推理」のネタバレを含みます。
1.好奇心 | 君は考えたことがあるか?あの下にどんなものが隠されているか。 |
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日記:私はかつて、大好きな人形を持っていた。「彼」はその腹を切り裂いてみるように私をそそのかした。中には何もなかったが、二度とその人形をうまく縫い合わせることはできなかった。 | |
2.平静 | 芸術とは相手のない慈悲だ。 |
日記:絵を描いている時だけ、「彼」はこんなに静かになる。だから私は描き続けなければならない。 | |
3.悪い子 | お前は自分を律しなければならない。 |
私は今、悪い子だ。なぜなら、良い子はもう眠っているから。 | |
4.戦績 | 人生の苦しみとは、どれだけ努力しても誰にも理解されないことだ。 |
新聞の切り抜き:婦人が5名、メアリー・アン・ニコルズ、アーニー・チャップマン、エリザベス・ストライド、キャサリン・エドウッズ、メアリー・ジェイソン・ケリー。 | |
5.身分 | どんな人にも身分が必要だ。私が言いたいのは、身分は1つで良いということだ。 |
日記:私は眠ることに恐怖を抱き始めた。それは元々、一度きりの冗談だったのに、今となっては……毎朝、鉄さびた匂いの中で目覚める。どうしたら「彼」から逃れられるだろうか? | |
6.ジョーク | ほう、これはなかなか面白い。別に危害を加えるものじゃないだろう? |
私は彼らが震えている可愛い姿を見るのが大好きなんだよ。 | |
7.地獄から来た | 暗闇は、まだ光によって見通すことができる。しかし霧は、消えるのを待つことしかできない。 |
日記:できるのなら、私を止めてみせろ。 | |
8.拒めない贈り物 | 来たるべき運命を拒む方法はひとつしかない。それは死だ。 |
木の化粧箱:新聞紙で包んだ赤い肉塊が収められている。紙片にはこのように書いてある:「送り出せ!」 | |
9.追捕 | ちょっとした厄介事を生み出せば、簡単に元あった秩序を乱すことができる。 |
混乱のいいところを知っているか?それは公平さをもたらすことだ。悪いことが半分、いいことが —— ちょっと待てよ、ヤツはまだ存在しているのか? | |
10.幕が下りる | 終わりは怖くなんかない。人が不安になるのは、このすべてがどんな形で終わるのかが分からないことだ。 |
油絵:暗い寝室で、黒いトレンチコートを着た男性が窓の側に立って下を眺めている。 |
背景ストーリー
「リッパー」がその称号を手に入れる前、彼はジェームズ・ホイッスラーの学生で、エドガー・ドガの影響を受けた有名な芸術家だった。
昼間は折り目正しい紳士が、夜は路地裏に駆け込んで、愚かで哀れな女性を追い回してるなんて、誰が想像できるだろうか?
「リッパー」の名声が大きくなるにつれて、この2つの人格の境界線も曖昧になっていった。
当然、あなたが彼の正体に気付く前に、「リッパー」は楽しく夜の散歩を満喫していることだろう。
余談
実はもう一人、リッパーにはモデルが存在している。
その名を「ウォルター・シッカート」。
イギリスの印象派画家であると同時に「切り裂きジャック」事件の真犯人ではないか、と噂されている人物だった。
もっとも今となっては真相は藪、もとい霧の中だが…。
\ヘァッ!/