概要
『強殖装甲ガイバー』においてガイバーユニットを製造したものたち。
その正体は外宇宙からやってきた多種多様な種族の宇宙人たちであるとされている。そのため特定のキャラクターを指す言葉ではない。
太古の昔、宇宙で続く恒星間戦争を勝ち抜くために彼らは強力な武器を求め、誕生間もない地球に降り立つと恐竜など数多くの生態兵器を生み出す実験を行い、そんな中で様々な形に「調整」することで圧倒的な汎用性を持つ生態兵器の「素体」として「人類」を生み出した。
人類を作った降臨者はその人類に調整を行うことで獣化兵へと変えて生態兵器として完成させると戦争に持ち込もうと画策。さらには獣化兵を統括する存在として獣神将を作り出した。
当初の予定では11体のアルカンフェルタイプの獣神将を作り、その11体を1セットとして獣化兵とともに輸送する「制圧用巨大生体戦艦箱舟」を運用する形で量産し、星間戦争へと持ち込む算段であった。
さらに彼らは素体として生み出した人類の汎用性の高さに目をつけ、彼ら用の汎用装備「ユニット」を人類に使用することを思いついた。
その結果誕生したユニットを装着した最初の人類「0号ガイバー」は実験のため調整と同じ系列の技術で強化した恐竜を瞬殺するも、次の瞬間命令を無視して宇宙船にメガスマッシャーを撃って攻撃してしまう。
この予想だにしていない反逆に驚いた降臨者はアルカンフェルと獣化兵を鎮圧に送り込んだが、0号ガイバーの圧倒的な力の前に獣化兵は壊滅。解除器具「リムーバー」を装着したアルカンフェルによって何とか制圧し、0号ガイバーを殺害することができた。
この事件をきっかけに降臨者は人類に不信感を抱き、再度分析を行ったが翌日降臨者は宇宙船に乗って地球から逃走。追ってきたアルカンフェルに分析の結果を語る。
人類はユニットの装着によって降臨者の精神支配から解放され、降臨者のある所には必ずユニットがあるゆえに人類は兵器としては規格外品「ガイバー」であったとして、存在意義を見失い抗命するアルカンフェルに生体機能を狂わせる電磁パルスを浴びせて人類を地球もろとも破壊するために巨大隕石を地球にワープさせた。
だがいずれ降臨者のもとにたどり着くという強い意思を持つアルカンフェルが張った巨大なバリアによって隕石は砕かれ、その破片は地球に墜落。地球は氷河期を迎えることとなった。
そして数億年の月日が流れ、人類によってユニットが発掘されたことで物語は幕を開く。