有頂天

うちょうてん

有頂天とは、仏教用語の１つである。また、その世界観から派生した言葉である。

元の意味は「喜びや得意の絶頂が過ぎて我を忘れてしまう」事、またその状態。

仏教では、「無色界（むしきかい）の第4処」で、三界の中で最高の天であるという。

ここに生まれる者は想念の煩悩がないから非想というが、微妙に煩悩が残っているから「非非想」という。

よって「非想非非想天」というが、結局「非」ばかりでややこしい名前となってしまった。

また、非想非非想天が、三界の中で最上の場所にあることから、「有頂天」と言うようにもなった。

仏教以外のインド宗教では解脱の境地だが、仏教では迷いの境地である。

非想天、非有想非無想天、非想非非想処とも言う――のだが、pixivではあまりそちらの意味で用いられる事はなく、どちかというと比那名居天子のキーワードとして扱われる事が多い。

他には、

・小神あきらと白石みのるのユニット「有頂天」

・バンド名

・法華経では非想非非想天ではなく色究竟天を有頂天とする

などが存在する。

東方有頂天

東方project×ブロントさんのコラボである「東方有頂天」では「東方」をタグに含めると「東方」で検索した人の妨害になる、という理由で東方の文字を抜き、このタグが使われる事がある。

ちなみに、この東方有頂天のそもそもの始まりは上述の通り比那名居天子が「有頂天」と深い関わりを持っている事と、ブロントさんの名言「俺の怒りが有頂天」というキーワードから生まれたネタである。

[pixivimage:http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=14118767]