概要でぶっとばす
元ネタの出典は『幽々白書』の主人公・浦飯幽助の啖呵である。
人間界に異能力の覚醒者が続出する怪事件の調査に乗り出した幽助一行は読心能力を得てボクシング界を牛耳ると嘯くチンピラと対峙。人間の思考を読むボクサーは確かに厄介であり、仲間がなすすべ無く一方的にボコられたことで浦飯幽助が相手をすることに。その際「心が読めた所で物理的な反応が追い付かないスピードでブン殴る」という雲泥の身体能力差で一発KOする前に放った死刑宣告及び心の声がこれである。
「今からテメェを右ストレートでぶっとばす。まっすぐ行くから覚悟しとけよ」
読んでみた⇒「右ストレートでぶっとばす」「まっすぐ行ってぶっとばす」
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なんと言う有言実行。
しかも傍から見ていた幻海ばーさん曰く「今ので三分の力ぐらい」。
この時点の幽助は既に幾多の妖怪と殴り合って打ち倒してきているので、今更ちょっと特殊能力がついただけの一般人では敵うわけがなかったのである。
このように、「駆け引きにおける絶対の優位を確保して増長している敵を、次元の違いとすら言える圧倒的・単純な力任せで捻り潰す」展開(読心能力の他、予知能力や高度な教養・知略を用いる相手でも可)以外にも、
「策を弄する必要もない雑魚を蹴散らす」
「単に右パンチを食らわせている」
「あらゆる困難を拳のみで無理矢理解決する」
等の情景描写にも使われることがある。
類語としてひょっとしてオラオラ