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乾電池の編集履歴

2019-09-24 00:05:39 バージョン

乾電池

かんでんち

恐らく一次電池で一番普及しているタイプ。

概要

電解液を固体に染み込ませて担持させ、扱い易くした一次電池である。


単1~5、ボタン電池、コイン型、9Vの006P電池などがある。


乾電池の歴史

現在の乾電池を発明したのは、明治時代の時計技師、屋井先蔵(やい さきぞう)という日本人である。

先蔵は1885年に自ら発明した電気時計の動力源だった液体電池(湿電池)が寒冷地で凍結して使い物にならないのに不満を持ち、乾電池の開発に着手。2年後の1887年に「屋井式乾電池」の発明に成功した。しかし、当時の特許申請料は高額で、貧しかった先蔵は特許を取得することが出来ず、その間、乾電池の価値を知った外国人が自分が発明したと主張したため、先蔵が乾電池の最初の発明者であることを、長い間多くの人が知らなかった(現在も知らない人が多い)。結局、先蔵が特許を申請できたのは発明から6年後の1893年である。


今では…

現在ではあちこちの店舗でこれでもかと言うほどに販売されており、ハッキリ言って作り過ぎている状態である。

特に2000年問題が取り沙汰された1990年代末、場合によっては停電もありうる(実際には全く無かった)と大騒ぎになった結果停電対策用に(懐中電灯など照明、ラジオ用)事前に大増産され、以降値崩れし、多少調整されたものの従前とは明らかに異なる数量ベース(今の流通量)が定着してしまっている。

また、近年では単1~単5までのシリーズは繰り返し充電が可能なタイプも発売されている。

それによって大量に乾電池を買い込む必要がなくなり、最初こそ充電器とのセット購入により高くなるが長い目で見るとコストは安くなる。


2011年東日本大震災直後は、国民の防災意識の高まりから日本全国あらゆる店の乾電池という乾電池が品切れしたが、災害のある無しに関わらず常日頃から備えをしておくべき品物である。勿論、使用期限があるため大量に買い込めばいいというものではなく、期限内に普段の生活で自分で使いきれる量+少量の保存分を考えて買うのが理想。乾電池に限らないが、他の人の買い分が無くなる程買い占めてしまうのは無駄遣いかつトラブルの元となるのでやめるべきである。


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