マルド(盾の勇者の成り上がり)
よろい
概要
四聖勇者が最初に仲間たちに選ばれる時からいた人物。
騎士のような甲冑に身を包み、両手剣と盾を持ったまさに前衛そのものな男。
口元のヒゲと鎧が印象的であり、渾名も「鎧」だった。
盾の勇者の成り上がり
最初に仕える勇者を決める際には、一番人気であった剣の勇者である天木錬の仲間となっており、しばらく行動を共にしていたようだがソロプレイヤー気質の錬とは気が合わず、そこまで優遇をされるわけでもないからか少ししたら離脱しており、槍の勇者である北村元康の仲間になるが元康の女癖の悪さに引いたのか直ぐにパーティを離脱し、弓の勇者である川澄樹の仲間となって、最終的にそこに落ち着いた模様。
樹の序列制度によって、肉壁として一番活躍をしている上に世直しの旅として悪へ正義の鉄槌を下す!と言う目的で自由に出来るところもあってからか、樹の信頼が高いこの時はマルドにとって良い環境であり、ある意味一番合っている場所だった。
(戦闘スタイル的にも樹の仲間としてはマルドのような前衛が適任のため)
しかし、霊亀にむざむざと敗北した上に霊亀の封印を解いたのに加担しているのも樹……
と、樹の信頼が落ちてきたところで自由に世直しの旅が出来ないことから樹を見捨て、同じように元康を見捨てたマルティ=メルロマルク、基ビッチと共に行動をし、ゼルトブルへと姿を隠した。
樹がゼルトブルへと逃げてきた際に合流したが、そこでも樹に強く当たり樹の自尊心やら何に至るまでを叩き折って、カースシリーズへと目覚めさせる。
樹をカースシリーズに目覚めさせてからはコロシアムで金を荒稼ぎさせて、自分たちは豪遊しつつも国へのクーデターを企て、ビッチ……基ヴィッチと共に装備の調達や三勇教の残党と共に手を組んで盾の勇者一行である岩谷尚文、女王であるミレリア=Q=メルロマルクを殺害することを目標に樹を操り始めた。
その後、樹の弓から作り出された洗脳の短剣を部下に配布して尚文の村の奴隷やフィロリアルを奪って戦力を増強しつつ国へ徐々にダメージを与えていき、自身はゼルトブルのオークション品であり、かなりの名剣である霊亀剣を奪い取って聖剣と称して武装し、更には武器屋の親父とイミアの叔父が試行錯誤して作り出した霊亀素材を鍛えて作り出された霊亀甲の盾を強奪し、結果的に尚文を激怒させることとなった。
呪いがあまり回復していない状態の錬と手を合わせたのか、錬と尚文がやってきても錬は戦力外、尚文に対しては今の自分の武装なら勝てるだろうとタカを括ったものの、終始一方的にボコボコにされて剣も盾も取り返され、無様な格好で逃げ出してから最深部で樹に懇願して錬、尚文、リーシアを殺すように仕向けさせるも、その前に自分が洗脳されると言う仕返しを食らっている。
その後はカース状態の樹とリーシアが激戦を繰り広げている中、尚文に素手で殴りかかってくるもアトラとフィーロに気絶させられ、樹とリーシアの戦いが終わったところで目覚めた。
目が覚める時に「ハッ、正義ッ!」と言って目覚めたり樹が敗北したのを見て「おぉ、弓の勇者よ!敗北するとは情けない!」と様々な迷言を残して尚文が笑いかけたりキレかけたりと感情を忙しくさせていた。
その後はファラリスの雄牛で焼かれて燻製のような姿になったことから、元康に「燻製」と渾名された。
書籍版では
書籍版ではクーデターを起こしておらず、樹に金を稼がせるだけ稼がせてからヴィッチと豪遊しまくり、貰える金が少なくなってくると思った所でヴィッチと共に多額の借金を背負わせてから姿をまたも晦ました。
その後、斧の眷属器を強引に従わせる形でヴィッチと共に絆の異世界へと逃げ込み、多少なりとも本来の伝説の武器の強化を施している上に様々なトラップと武器を制限させたことで尚文と樹を苦しめ、更にはタクトのようにノーリスクでカースシリーズを使えるようになっており、強欲のカースシリーズを発動させたことで一時的ながら尚文が本当に死の危険を感じる程に優位に立っていた……
が、乱入してきたリーシアに一方的にボコボコにされ、味方であるはずの宮地が眷属器の楽器を樹に取り返され、武器を失ったことで自分の斧を奪おうとしてきた所を殺し、ヴィッチとも仲間割れをしたりとチームプレーが全然出来ていないところを尚文たちに突かれて撤退。
その後はもう一度樹に挑みかかるも、戦果を上げていないからと斧を取り上げられ、普通の斧で戦った結果、楽器の眷属器を持つ樹にボコボコにされた挙句ゼルトブル仕込みの拷問をかけられ、様々な情報を吐かされてから殺された。
因みに、樹がギルドで貰うはずだった報酬を横取りしたのはコイツ。
スキル
本当に一部だけのものを挙げる。
ギロチン
錬も使用していた強欲のカーススキル。
無理矢理眷属器を従えていただけのマルドにはデメリットは発生していない模様。
使用の際には「チェーンバインド」「チェンジチェーン→チェーンニードル」と前提スキルを必要とする。
ジェイソンマーダー
かの有名な某殺人鬼のようなマスクを顔に被った状態からぶっ放す強力なスキル。
恐らくカースシリーズであると思われるが、詳細は不明。
気に入っているのか、それとも威力が高いからなのかやたらと連発している。
このスキルを使っている間だけなのか台詞もワンパターンになる。
チマチマした出来事
結構な貴族の生まれらしく、槍の勇者のやり直しでは家柄を盾に城内の酒を勝手に飲もうとしたりベッドが硬いことに文句を言っていたりして元からかなり傍若無人な性格である。
書籍版、漫画版では三勇教教皇撃破後のパーティでは、勇者会議の裏でビッチやラフタリアと言い合いをしていたり、アニメ版では酒に酔ったところでラフタリアの目の前で尚文を散々馬鹿にした上に樹以外の勇者をいらない、と言ったことでラフタリアにキレられ、仲間と共に襲い掛かるも終始ボコボコにされており、取り押さえられて地面に這いつくばっていた。
また、筋骨隆々とした恵まれた肉体をしていながら実際の筋肉はそれほどでもないのか、それともステータスによるレベルゴリ押しをするような者だからなのかはよくわからないが、アニメ版で酔ったラフタリアの機嫌を損ねた所で「悔しければ腕相撲で買って見せろ」と挑発したのか、腕相撲をしたもののラフタリアの腕を全く動かせずに簡単に敗北している。