概要
キョウチクトウ(夾竹桃)は、キョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑低木。タケに似た葉、モモに似た花を持つことからこの名がついたと言われる。江戸時代にインドから伝来した。
白と濃いピンクの花がよく見られ、白は一重、ピンクは八重咲きが多い。日本では基本的に挿し木で増やしているため結実することは殆どない。
木全体に強い毒性を持ち、吐き気やめまいを引き起こす。燃やした煙も有毒。生えていた周囲の土壌も汚染される。この為、学校周辺に植樹されていたキョウチクトウが撤去されるという動きがあった。
一方でキョウチクトウ自身は乾燥や大気汚染に対して強く、公害で汚染された川崎市では他の樹木が枯れる中キョウチクトウだけはよく育ったとされ、また広島市でも原爆投下後の被爆焦土に最初に咲いた花がキョウチクトウだったと言われている。
花言葉としては「危険」「注意」とその毒性に由来するであろう物騒な言葉や、「永遠の命」「心の平和」などといった強靭な生命力に由来する言葉が挙げられる。
市町村の花・木として
千葉県千葉市
千葉県夷隅郡御宿町
兵庫県尼崎市
広島県広島市
鹿児島県鹿児島市
関連タグ
ルパン三世DEAD_OR_ALIVE - ヒロインのオーリエンダー(オーリ)の名前はこのキョウチクトウの英名に由来しており、上述の花言葉に因んだ会話が作中でも登場している。