軍属

ぐんぞく

軍に所属する者のうち、軍人ではない者。

概要

軍属とは、軍隊に所属する者のうち、将校(士官)、兵士のどちらにも該当しない者。

時代や組織によって、軍属と呼ばれる人物の定義や権限、位置付けは異なるため注意が必要。

軍属と呼ばれる者は一般的には

• 行政、法務(国際法を含む)、経理処理を行う事務職員
• 通訳
• 従軍司祭、僧侶などの聖職者
• 馬蹄、鞍、自動車、航空機、装備品などの専門知識を要する整備技師
• 軍靴を修繕する製靴工、軍服等の縫製工
• 研究機関の技術者、研究者
• 特定分野の専門家で教官や講師に任ぜられた者
• 輸送業務を請け負う船舶や航空機、自動車等の乗組員、関係者

などの業務を行う者のうち、軍に所属して身分を保証される立場となった際には、軍属と呼ばれる場合がある人物である。

とはいえ、軍隊は基本的に非常に高い自己完結性が求められるため、よほど特殊な技能でない限りはこれらの技能を持った人物が勤務している(していた)。