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概要

L-60軽戦車はスウェーデンのランツヴェルク社がL-10軽戦車に次いで1934年に開発したものであり、この時代の軽戦車としてはかなり優秀な車両である。

L-60軽戦車は前作L-10軽戦車の設計を踏襲し、全体に洗練させ新機軸を盛り込み小型化が図られていた。

車体及び砲塔は圧延防弾鋼板を溶接したものであった。

この戦車で最も特徴的な点はなんと言ってもサスペンションで、先進的なトーションバー方式を採用していたことである。

これは他国と比べてもかなり早い方で、制式戦車としてはおそらく初。

主武装は20mmマドセン機関砲と頼りないが、ボフォース社製37mm戦車砲に強化したものも存在する。

性能諸元

全長:4.66m

全幅:2.11m

全高:1.85m

全備重量:6.8t

懸架方式:トーションバー方式

乗員:3名

エンジン:ビューシンクNAG L8V/ 36TR V型8気筒液冷ガソリン

最大出力:155hp

最大速度:48~50km/h

航続距離:200km

武装:20mmマドセン機関砲×1

7.7mmマドセン機関銃×1

装甲厚:5~13mm

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