概要
西暦2085年に発見された瀬戸内海ミールの研究過程に於いて、ミールの「死」についての誤解に端を発した日本人からの受胎能力消失に対し、因子封殺を図った新国連人類軍による日本消滅(核攻撃)を辛くも生き延びた残存日本人達が、人類をフェストゥム(並びに新国連)から守り、文化と平和を次代へ伝えることを目的とする「アーカディアン・プロジェクト(楽園計画)」を遂行する為に立ち上げた組織である。
その拠点として、研究・保存を目的に分割保管されていた瀬戸内海ミールをコアとして納めた超巨大潜水要塞艦が三基建造され、此方もアルヴィスと呼称される。
各アルヴィス
- 第一アルヴィス・竜宮島
本作の舞台。
日本自衛軍研究機関所属。
- 第二アルヴィス・蓬莱島
アルベリヒド機関所属。
- 第三アルヴィス・海神島
国際エネルギー研究公社所属。
第3期「EXODUS」にて、新国連人類軍により住人が全員虐殺されたばかりか、コアも新国連に強奪された事が判明する。
その為、今は廃墟と化し、名前も新国連に『アトランティス』と改名されているが、世界樹アショーカことシュリーナガルミールの新たなる移植先の候補に挙げられる。
- 類似の島
第1期「Dead Aggressor」にて壊滅、擁していたコアもイドゥンに同化されてしまう。
アーカディアン・プロジェクトが日本独自の計画であるにもかかわらず、こうした島が存在するのは、データが外部に流出しているためらしい。(『月刊Newtype』2004年12月号付録「蒼穹のファフナー Log-Book」より)
アルヴィス型巨大潜水要塞艦
全長66km。
推定全幅は35km強、全高15km強(島の山高含む)。排水量不明。
全金属製。
西尾行美を中心に計画・設計・建造された。
太平洋を時計回りに航行している。
船体は大きく分けて3分割構造。
両サイドはL・Rボートと呼ばれ、非常時には脱出船となる。
Lボートの推定全長約35km、全幅約8Km、全高約8Km弱。
全体はちょうど佐渡島ぐらいの大きさがある。
三隻同時建造で2121年建造開始。25年就役。居住用人工島建設が26年に始まり28年入植開始。
日本が消滅/壊滅し、北海道の半分と沖縄しか残ってない状況で造られた。
主動力は重水素核融合反応炉。
推進力は電磁推進システムで出力される。
防衛機構として多数の迎撃システムと、力場防御障壁であるヴェル・シールドを有する。
他にも隠蔽用としてレーダーや可視光から島を守る偽装鏡面を有する。
ちなみに太平洋の平均水深は4000mである。日本近海は2000m。
航行経路はそれ以下の場所が多いが気にしてはいけない。工期や資材量もだ。
十分の一ぐらいのサイズなら妥当だと思われるが…それでも相当にキツイ。