「新国連により葬られた島……第三アルヴィスだ。」
「いくわよ、もう一つの島に。」
概要
「アーカディアン・プロジェクト」により建造されたAlvisの一つ、第三アルヴィス。
皆城乙姫と同じくコアとしてワダツミノミコトを有する。
独自の道を往く第一アルヴィス竜宮島とは異なり、海神島は第二アルヴィス蓬莱島と共にアトランティスとして新国連に編入。しかしフェストゥム殲滅を目論むヘスター・ギャロップとミツヒロ・バートランドに島民達が虐殺されて壊滅した。
復讐の始まり
島のミールは人類軍がヘブンズドア作戦で獲得したミールと同化。コアもベイグラントを制御するプロメテウスの岩戸として端末のパペットの人格を生産と消去を繰り返していた。
この繰り返しを海神島のミールは生と死の循環と解釈し、コアであるプロメテウスは首謀者の息子を利用して自身を利用する人類軍に反旗を翻す。
その目論見は竜宮島によって阻止されるが、生き延びたプロメテウスはマレスペロと名を変えて復讐を継続する。
海神島に根付く新たなミール
コアは強奪されて以後は放置されていたこの島を、エスペラントが新たな純粋ミール・アルタイルと対話するためにシュリーナガル・ミールを移植する新天地として導き出す。
来主操の協力も得た竜宮島部隊とペルセウス中隊はシュリーナガル市民17000人の犠牲の果てに到達。第四次蒼穹作戦でプロメテウスを撃退し、世界樹アショーカが根付く。
到来したアルタイルは妨害による世界樹の弱体化と対話を行う日野美羽の成長を待つために竜宮島で封印。「プランデルタ」を発令して竜宮島の島民達はシュリーナガルの生存者と共に海神島へ移住する。
その後の海神島
独立人類軍及び新国連と休戦して2年後。
マレスペロを名乗るプロメテウスが統率するベノンの手にアルタイルが渡るのを阻止すべく、ファフナーパイロットの引退や戦死、育成の滞りで人材不足に見舞われた竜宮島クルーは竜宮島への帰還を試みる。
対ベノンにおいて道しるべの皆城総士の存在以外にも再度成長したアショーカによって協力関係の主導権は海神島が持っている。また、再成長したアショーカの枝を分割させて新国連と独立人類軍に転送、提供する形でかつてのシュリーナガルで可能だった広域通信による連絡を三者間で可能としている。これによって、これまでフェストゥムを呼び寄せてしまう広域通信を新国連本部と独立人類軍もできるようになり、同時に両者の通信は大元を持つ海神島に筒抜けで、裏切りの防止にもつながる。なお、この通信用ブランチは基本的には使い捨てではあるが、通信を読めるフェストゥムにとってはこの上ない障害なので、マレスペロもかつての自分の島を最大の脅威としている。
ルヴィ・カーマをコアとして現実の函館をモチーフにした町並み(竜宮島の喫茶店「楽園」などの建物も含む)が再現される。7000人(民間人5000人)が住む都市部には竜宮島にはない路面電車などの交通手段が存在するが、爆撃の跡はそのまま残された。世界樹の麓近くには公園と共にマークニヒトの石棺とエスペラントと記された石碑、エスペラントをまつる寺院も建設された。