石渡太輔
いしわたりだいすけ
概要
外国音楽に深い造詣があり、自身もバンド活動を行うアーティストとしての一面を持つ。
出世作である『ギルティギア』をはじめ、ASW作品の多くの音響関係に携わっている敏腕クリエイター。
日本人であるが、生まれは南アフリカ共和国。
ギルティギアシリーズ生み親にして統括監督であり、主に音楽・キャラクターデザインを担当する。生粋のロックファンであり、自身も音楽を趣味とすることから、ASWの音響技術に大きく貢献している。
ギルティギアではジャーマンメタルやハードロックなどに注目し、自身の趣味も講じてそのほとんどの楽曲を自ら作曲している。「戦うことを強く意識した」というBGMはメロディアスでありつつ疾走感に溢れており、多くのファンに支持されている。ヘヴィメタルのファンからは元にしたと思われる楽曲との類似性が数多く指摘されているが、楽曲制作を重ねるうちにオリジナリティも獲得していった。
また、同シリーズの主人公・ソル=バッドガイの声優も長らく務めていたが、「自分のような素人よりプロにお任せすべき」という意向から、『GGX』のドラマCDは花田光氏に依頼した。『GGXX』でもこの方針は続き、自らの音声は対戦ゲーム部分のみに用い、ストーリーモードは花田氏に任せていたが、『GG2』以降は全ての声の出演を中田譲治氏に譲った。
彼の個性的な声に親しみを覚えるファンは多く、『GGXXAC+』では石渡氏と中田氏の音声切り替えができるようになっている。一部では後のシリーズでも同様の措置が望まれている。
『ブレイブルー』シリーズでも音響監督を務め、そのほとんどの楽曲の作曲を手掛けている。
やはりこちらでも石渡クオリティは健在であり、さらにクラシック音源をふんだんに盛り込むことで新たな境地を開拓している。
非常にサービス精神旺盛で気さくな人物。やや天然っぽいところもあり、インタビュー中に頼んでもいないのに謎のポーズを取って記者を困惑させたこともある。
やりこみ重視の上級者向けのゲーム制作にこだわりを見せており、ストーリーを追うファンも多い『ギルティギア』だが「対戦ツールである」と断言している。
小ネタ
- ファンからは右渡、ミギーとも呼称される。これは"石"の字を"右"と見誤った誤植に由来する。
- X、XXの家庭用の開発にはほとんど携わっていなかった。理由は単純に興味が薄いかららしい。また当時は多忙により、ほとんど家に帰れなかったり、過労で倒れたところを偶然森Pに発見され、助けられたりしている。X、XXは上記の情報に加え、ストーリーがほとんど進まなかった事もあり、当時は外伝的作品と位置づけられていた。氏が手掛けた家庭用タイトルではPS版初代ギルティギアのあとは、ギルティギア2とストレートにナンバリングが移行している。
- 意外とあがり症でもある。『ギルティギアXX』で、収録の際に地声を取られるという緊張感のあまり、缶ビールを2缶飲み干し、トイレで絶叫して喉を潰してから収録に挑んだというエピソードは、ファンの間では有名。
- その業績からしばしばギルティギアの全てが彼の功績のように扱われることも多いが、それを言われる度に「ギルティギアが世にあるのは優秀なスタッフのおかげ」とフォローしている。実際ゲーム作りは一人でできる物ではないので、彼の発想を形にしてきたスタッフの功績も忘れないでおこう。
- 好きなゲームは格闘ゲーム、FPS、『Fall Out』などの洋ゲーRPG、『悪魔城ドラキュラ』などの古いスタイルのアクションゲーム。思い出のゲームとして『弟切草』を挙げている。
- ブレイブルーの公式ウェブラジオ『ぶるらじ』にゲスト出演(無印の第3回&続・の第12回)した際の動画のキャラは声を演じた関係からかソル=バッドガイになっていた。(頭にちまきを付けたイラスト)これは『ゲームの食卓』(Webラジオ、MCは磯村知美女史)でも同じイラストが使われている。ぶるらじA第6回&第7回に登場時以降は、ちまきになっていた。
- 画材はコピック等を長年愛用していたが、Xrdからデジタルに移行したようである。配色や塗り方などが目に見えて変わっている。
- GGXrdのパイロットフィルムでもソル=バッドガイを演じているが、このフィルムはイベントなどでしか公開されていない。
- 某漫画家同様まったくフケない。すでにギアに改造されているのではと噂されることも。
- webラジオなどで好物はチーズであると度々語っている。差し入れを贈る際にはチーズを選ぶと喜ばれることだろう。
- エゴサしていることを公言しており、具体的には某巨大掲示板、Twitter、pixivなどを見ているらしい。