概要
裏組織「グラディウス」の一員。服装から開放的な性格に見えるが、組織仲間のライザ曰くその全く逆であり、本当の心の内を人にはまず明かさないほか、生存本能が研ぎ澄まされている。
どれくらい鋭いかというと、タチの悪い連中に狙われて命の危険を感じた時、わざと軽犯罪を犯して刑務所入りすることで姿を晦ましてしまう作戦をたやすく実行するほどである。
貧しい状態で弟・妹を養っていく必要があるためにこの組織に入ったのだが、年齢の近いエミリアに対してはやや心を開くこともあるようだ。
また、こうしたハードな人生経験故に愛玩系統に嫌悪感を持ち、見た目はかわいいクーンに対してハッキリと拒否の態度を持ったこともある。
金には相当がめついが情に厚い面もあり、レッドにブラッククロス四天王・シュウザーのアジトにまつわる情報を提供する際にはイタメシ屋で散々におごらせ、彼の家庭事情を聞かされてもなお「こっちもビジネスだから」と、かなりの額の情報料+案内料をふっかける。…が、アジトへの道案内を終えた彼女は「ここからはボランティアよ。」と言い、ラスボスを倒すまで共に戦ってくれる。
ちなみにレッド曰く「でかい」。
閃きの傾向
使ってみると気付くが、アニーは技の閃きがとても悪い。
最序盤から使っている筈なのに、ラスボス手前で技欄がスカスカなんて事もザラに発生する。
実は各キャラは、各技にそれぞれ閃きの適正が設定されている。その中でもアニーは「名前がカタカナの技」を中心に適正を持つという特殊な(変な)キャラ。
そしてサガフロンティアにおいての剣技の主力は、カタカナ以外の剣技である(そもそもの数が少ないのもあるが)
無月散水やその前身となる濁流剣等はおろか、序盤でよく使われがちな剣技の殆どにも適正を持たない。
この為、技が貧弱なイメージがどうしても先行してしまうのである。
この特徴は体術技にも及んでおり、適正を持つのはやはりカタカナ名のプロレス技やスウェイバックなど。例外は裏拳に適正があり、ジャイアントスイングに適性が無い事。まあこれはもしジャイアントスイングに適正があるとDSCに必要な技全てに適性を持ってしまうのでゲームバランス上の調整と思われる。ここを粘ればDSC使いになるのは早い(DSCに必要な技全てに適性を持つタイプはおらず、3つ適性ありのキャラクターもかなり少ない)。おあつらえ向きに、筋力と運動性の成長率が良いので、育成方針を間違えなければ化ける可能性はある。
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この妙な特徴と、本作にカタカナ技が少ないことが向かい風となり、閃き適正のある技数はヒューマンの中でもぶっちぎりの最下位。
思い切って適正の影響しない、銃や術を使わせるのも手である。集中力も伸びやすい為、銃との相性はかなり良い。
剣中心の育成の場合は、通常攻撃からスマッシュを閃き、ベアクラッシュやデッドエンドを経て、ロザリオインペールへの派生を狙う事になる。
ロザリオインペールは最強クラスの技に比べて威力が低めなので、他の剣キャラと比べてしまうとどうしても見劣りしてしまう。
最強剣技の無月散水を狙う場合は、刀技・燕返しからの派生が最も簡単なので、ここから狙うと良い。
何故かカタカナ技以外では燕返しの適正だけは持っているので、それが唯一の救い。
燕返し自体は結構な威力+必中と、中々の性能なのでサブウェポンとして優秀。
体術中心の場合はキック、スライディングからバベルクランブルを閃き、ここからスープレックスを回収しつつジャイアントスイングを粘り、DSC習得を狙うのが強化への早道。
キック・バベルクランブルからスカイツイスターを狙っても良い。
特にエミリア編は冒頭から直接ダンジョン攻略があるので、強力な剣を入手できない間に体術のほうが充実していた、なんてことも。
主力となるスープレックスやバベルクランブル、ロコモーションGあたりの消費WPが多いのが欠点で、長丁場のダンジョンなどでは控えとの交代も要検討。
技の性能は十分だが、こちらは投げ技ばかりになる為に投げ技耐性を持つ敵には手も足も出なくなる可能性がある。
いずれにせよ、全技を網羅しようとするとドツボに嵌ってしまうので、適正のある技に絞って閃きを狙うのが好手。どうせ技が少なくなるので、いっそ剣と体術を両方覚えさせてレパートリーをカバーするのも手。
幸いパラメータ成長率は高く、愛用したい方も安心である。
サブキャラクターとしては出番も豊富。