概要
MARVELコミックに登場するスーパーヒーロー「キャプテン・アメリカ」を主役にした映画作品。
1944年版
MARVELの前身「タイムリーコミックス」時代に連続活劇として実写化。全15話。
戦時中という時代背景ではあるが、レッドスカルらナチスの要素は排除され、
- 主人公はスティーブ・ロジャースではなく、グラント・ガードナー(Grant Gardner)という地方検事。
- トレードマークの盾を使わず、得物は拳銃。超人兵士でもない。
- サイドキックのバッキー・バーンズも未登場。
- メインヴィランは博物館のサイラス・マルドール博士。
と名前と外見だけ借りたほぼ別物である。
1979年版
- Captain America
- Captain America II: Death Too Soon
いわゆるテレビ映画として制作された2作品。
コミック準拠で主人公はスティーブ・ロジャースだが、父が戦時中のエージェントで、ラストでそのコードネームや制服を受け継ぎ正式なキャプテンとなる。
第1作の邦題『爆走ライダー!超人キャプテン・アメリカ』の名の通り、様々な機能が付いたバイクが印象的。
1990年版
- キャプテン・アメリカ 卍帝国の野望
生誕50周年記念作品。日本でも2年後にビデオ発売された。
オリジンなどは概ねコミック通りで、レッドスカルやシャロン・カーターなど関連キャラクターもしっかり登場する。
MCU版
マーベル・スタジオによるユニバースの一環として製作されているため、単独映画のみならず、『アベンジャーズ』をはじめとするクロスオーバー作品や他のヒーローが主役の作品にも登場している。
シリーズを通して政治や世界情勢、戦争問題を題材にしており、MCUの中でも比較的大人向けな内容となっている。
一覧
No. | タイトル | 全米公開年 |
---|---|---|
1 | キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー | 2011年7月 |
- | アベンジャーズ | 2012年5月 |
- | マイティ・ソー/ダーク・ワールド | (カメオ出演) |
2 | キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー | 2014年4月 |
- | アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン | 2015年5月 |
- | アントマン | (カメオ出演) |
3 | シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ | 2016年5月 |
- | スパイダーマン:ホームカミング | (カメオ出演) |
- | アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー | 2018年4月 |
- | キャプテン・マーベル | (カメオ出演) |
- | アベンジャーズ/エンドゲーム | 2019年4月 |
3.5 | ファルコン&ウィンター・ソルジャー | 2021年3月配信 |
- | デッドプール&ウルヴァリン | (ライブラリ出演) |
4 | キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド | 2025年2月予定 |
アベンジャーズのビッグ3では唯一主役の交代がされており、スティーブ・ロジャースが長らく務めていたが『エンドゲーム』ラストで引退。
ドラマ『F&WS』にてジョン・ウォーカーが政府の要請で名前と盾を受け継ぐも、同作内の失態で剥奪され、代わりに元々スティーブから指名されていたサム・ウィルソンが襲名。第4作からキャプテンとして正式登場となる。
またアニメ『ホワット・イフ...?』および映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』における別アースでは、ペギー・カーターがキャプテン・カーターとして登場している。