概要
同年に発売したスズキのギャグ同様、当時ブームとなっていたレーサーレプリカをスケールダウンしたようなスタイルで登場した。
ただし、ギャグより大径の12インチのホイールや、7馬力を発揮する空冷2ストロークエンジンの搭載により、走行性能は本車が勝っていた。
外観はTZR250を強く意識しており、カラーリングもほぼそのままであった。
また、当時のレース活動を反映し、テック21、ゴロワーズ、マルボロ、UCCといったスポンサーのカラーリングを限定車として発売。
登場時はミニバイクレースでライバル不在の強さを誇った。
その圧倒的性能によりミニバイクのシェアを一気に奪われてしまい、以降は本車の人気は低迷した。
マイナーチェンジして応戦はしたが、空冷エンジンや後輪ドラムブレーキなど、基本設計からしてNSRに敵うはずもなく、そのまま1992年に生産終了。
ただし、ヤマハは黙って負けを認めたわけではなく、翌1993年に発売したTZM50Rで反撃に転じることとなった。