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概要

ヤマハ発動機が1986年から発売していた原付バイク。

同年に発売したスズキギャグ同様、当時ブームとなっていたレーサーレプリカをスケールダウンしたようなスタイルで登場した。

ただし、ギャグより大径の12インチのホイールや、7馬力を発揮する空冷2ストロークエンジンの搭載により、走行性能は本車が勝っていた。

外観はTZR250を強く意識しており、カラーリングもほぼそのままである。

また、当時のレース活動を反映し、テック21ゴロワーズマルボロUCCといったスポンサーのカラーリングを限定車として発売。

登場時はミニバイクレースでライバル不在の強さを誇った。

しかし、翌1987年にホンダNSR50を発売。

その圧倒的性能によりシェアを一気に奪われてしまい、以降は本車の人気は低迷した。

マイナーチェンジで応戦はしたが、空冷エンジンや後輪ドラムブレーキなど、基本設計からしてNSRに敵うはずもなく、そのまま1992年に生産終了。

ただし、ヤマハは黙って負けを認めたわけではなく、翌1993年に後継のTZM50Rを投入し反撃に転じることとなった。

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