概要
YSR50の後継にあたる。
当時ミニバイクレースを席巻していたホンダ・NSR50の対抗馬として開発された。
パッケージングはNSR50に非常によく似ており、前後ディスクブレーキや、最高出力7.2馬力を発揮する水冷2ストロークエンジンを搭載するなど、YSR50から大幅に進化している。
このエンジンはTZR50Rのものだが、流用にあたりクラッチやキャブレターを強化するなど、戦闘力に磨きをかけている。
外装の一部もTZR50Rから流用し、コストダウンを図った。
このため、車体価格はNSR50を若干下回っていた。
しかし、販売年数の長さによるノウハウの蓄積とアフターパーツの数はNSR50が圧倒的に有利であり、セールス・ミニバイクレースのシェア共にNSR50に敵わずに終わった。
1999年に販売終了。