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YZF-R

わいずぃえふあある

ヤマハ発動機が発売するロードスポーツバイクの名称である。ここでは主に市販されているモデルについて記載してゆく。
目次[非表示]

YZF-Rシリーズとは

ヤマハ発動機が設計・製造販売しているスーパースポーツ(通称SS)と呼ばれるタイプのバイクの事である。主に国内外市場をメインターゲットとし販売されている。

排気量別にR1・R7・R6・R3・R25・R15・R125とRの後ろの数字が変わる。

ちなみに各アルファベットの意味としては
Y=YAMAHA
Z=究極/水冷(?)
F=FourStroke(4ストローク)

R=一般公道走行車種(motoGP参戦車YZR-M1のMがModifiedの意味を持っていると推測されるため)
x=排気量の頭文字(R1なら1000cc)

と言った意味を持つとされているがヤマハは略式に意味を持たせることや公表しないため真相は闇の中である…。

ネイキッド版(いわゆるストリートファイター)も「MT」シリーズとして並行して発売されている。

YZF-Rシリーズの紹介

R1(あーるわん)

1997年ミラノショーデビュー翌年から発売。

ホンダCBR900RRの対抗車種となるスーパースポーツモデルとして発売された。
エンジンとフレームは同社のFZR1000などと差別化を図るために新設計され、ヤマハとしては久しぶりとなる倒立フロントフォークが採用された。
中型車並の車重に当時最高クラスのエンジン出力、鋭角的なデザインが話題となり、スーパースポーツブームの火付け役となった。

初代R1デビューを受けてSSの金字塔と言われていたCBR900RRも大改良を受けざるを得なくなるほどの影響力を与えたとされている…

カワサキか…」で有名なカワサキからもZX-9Rが発売。

更にスズキからはGSX-R750のボアアップバージョンであるGSX-R1000が投入され、
各社の激しいSS合戦の火付け役ともなる一台である。

2008年まで主に逆輸入でしか買えなかったが、2009年より国内仕様モデル(当時の本体価格135万円也)が正規販売されることになった。
スペックは輸出仕様と比べて、パワーが182PS→145PSに落とされていたり、ラムエアダクトが片方潰されるなどかなりデチューンされたものとなっているが、日本の加速騒音規制や排ガス規制をクリアした仕様となっている。
2014年発表の2015年モデルからは逆輸入に戻ったが、2020年のモデルチェンジを以て海外モデルと共通のスペック(もちろん180km/hリミッターもなし)で国内正規販売が再開された。

R7(あーるせゔん)

世間がR1のデビューで騒いでいる中、1998年にイギリスバーミンガムモーターショーで次世代ホモロゲーションモデル、すなわちレース向けの車両として発表された。

世界選手権、全日本選手権では1999年シーズンからベース車両に用いた車両が登場した。全日本選手権では初年度にしてタイトルを獲得、世界選手権において2000年にはランキング2位の成績を収めるなど輝かしい成績を収めている。

また、2000年の鈴鹿8時間耐久ロードレースでは転倒によって18位といった結果に終わったものの、ポールポジションの獲得と決勝での最速ラップタイムを記録するなど、潜在能力の高さを証明している。

主にドイツフランス市場向けへ輸出されていたためフランスの基準値106psに合わせた状態では本来の性能を発揮せず、あくまで性能を全て発揮するためにはキットパーツの組み込みを前提とした設計がなされている。

そもそもの生産台数が少ない様で国内では全く見る事のないレア車両と化している。

また2021年に新型のR7が登場したが、こちらは前述のホモロゲーションモデルとは全くの別物である。
MT-07をベースに設計されたためにスペックもほとんど同じであるが、フロントフォークの倒立化やA&Sクラッチの採用など装備がスポーツ志向になっているほか、シート高が30mm上昇、ハンドルポジションは174mm下に152mm前へと移り、ステップは50mmバック60mmアップと、かなりの前傾姿勢が強いられるポジション設定になっている。

電子制御はABSのみとなっているが、73PSという控えめなパワーに加えて188kgという軽い車体のおかげで、「扱いきれる楽しさ」が極められたモデルとなっている。

R6(あーるしっくす)

ヤマハの600ccクラスのスポーツマシンとして1998年のインターモト98(第1回国際オートバイ・スクーター専門見本市)で発表され、その後年末に発売された。

R1の設計思想・技術を色濃く引き継いでいる。

LED方式のテールランプ・電子制御スロットル・マグネシウム製リアフレームなどの量産二輪車としては世界で初めて採用する先進技術をマイナーチェンジごとに採用していくなどこれまた公式が病気な1台である。

またスーパースポーツ世界選手権では2000年にチャンピオンマシンになるなど欧州市場の開拓に貢献した一台である。

こちらも欧州市場向けに輸出されているため国内で乗るためには逆輸入をしなければならなかった。
2020年モデルを以て生産終了された。

R25(あーるつーふぁいぶ)/R3(あーるすりー)

2008年にカワサキが火をつけて以降、国内市場で熱いとされている「250cc」クラスのフルカウルバイク。

ホンダのCBR250R
スズキのGSR-250S/F
カワサキのNinja250R

と国内各社が出しているにもかかわらず、ヤマハだけは1994年生産終了のFZR250以来、このクラスのフルカウルになかなか参入しなかった。

しかし2013年にようやく、待望であったYZF-R25が発表された。
兄貴分にあたるYZF-R1を彷彿とさせるデザインや新開発の水冷250cc直列2気筒FIエンジンなど「毎日乗れるスーパーバイク」としてシリーズの設計思想を受け継ぎながら開発された。
また、数ヶ月遅れて同一デザインの車体でエンジン排気量を320ccに増量した"YZF-R3"も発表され、これまたXJR400以来の普通自動二輪免許向け小型二輪車となった。

そして、2014年7月よりインドネシア市場に投入され、グローバル戦略車として日本市場へも投入
これで4大メーカーの軽二輪フルカウルバイクが出揃った。

2015年8月25日にはストリートファイターノンカウル)モデルのMT-03/MT-25リリースされている。

2019年にはYZF/MTともどもめでたくフルモデルチェンジを迎えたが、デザインは前型が良かっただけにかなり賛否がわかれており、「デザインのヤマハ」らしからぬ評判が目立つ。

R15(あーるふぃふてぃーん)

2008年インド市場向けにデビュー。
設計こそは日本だが製造は一貫して現地法人であるインドヤマハモーターが行っている。

見た目がそっくりなR125よりもコストカットされ10万円程安いという変わった存在である。
排気量がいくらかお得なモデルなのかもしれない。

以前より販売店による並行輸入がされていたが、2012年7月より系列販売店であるYSPより輸入車扱いとして正規に販売がされることになった。
※2022年10月現在は国内正規販売は行われていない。

R125(あーるわんとぅふぁいゔ)

2008年デビュー。ヨーロッパで現地生産されているモデルであり、YZF-Rシリーズで最も排気量が少ないモデルである。
えっ?数字の数は一番多いって?こまけえことはいいんだ!

125ccクラスの需要の高いヨーロッパを中心に販売されている。
また2009年にはレーサーレプリカ仕様が2012年にはWGP50th記念車なども発売されているなど、人気の高さが窺える。

日本でも普通2輪免許ではなく小型自動2輪免許(原付二種)の区分に相当するバイクなので手軽に取得できると人気が高く、某動画サイトでも車載動画が数多くアップロードされている。

現在は国内向けに販売はされておらず並行輸入のみの販売となっている。

関連イラスト

3月9日ミクの日ですよ!!YAMAHAですよ!! ラクガキ
YAMAHA@YZF-R6



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ヤマハ発動機 YAMAHA オートバイ

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