概要
フルカウルのスポーツバイクのうち、レーサーレプリカのようにサーキット走行(レース)を前提としないデザインのものを包括的にこう呼ぶことがある。
現在では排気量125cc~1000ccの中で様々なマシンが路上を彩っている。
誕生のきっかけ
1992年、ホンダからCBR900RRがリリースされた際、当時のスーパーバイクレースのレギュレーション(4気筒は排気量750ccまで)に合致しない構造だったために「スーパースポーツ」の名が生まれた。
そして1996年には大型二輪免許が設定され日本でも排気量の壁が低くなるとそれまでの中型レプリカから乗り換えるライダーがこのカテゴリをはじめ、最高速を競ったメガスポーツ(排気量1000cc以上の大型フルカウルスポーツバイク)などを選ぶようになった。
ここから20世紀末迄にはカワサキのZX-9RやYAMAHAのYZF-R1、スズキのGSX-R1000も出揃い、更には海外勢でもツアラーイメージの強かったBMWからS1000RRがリリースされるなど、新たなジャンルとして確立していった。
一方でレースのカテゴリとしての「スーパースポーツ」とは4気筒600cc、3気筒675cc、2気筒750cc未満のスポーツバイクで競われるレースで、公道走行用バイクで行われるレースの中でも(スーパーバイク程)敷居の高く無い部類に属する。